ティンプーの街の上手、モティタン地区からぐるっと回ってくると山の中に小さな僧院が建っています。50人ほどの尼僧さんが暮らすこのドゥプトゥプ尼僧院。“ドゥプトゥプ”とはブータンの各地に鉄製の吊橋を作ったと言われる高僧タントン・ギャルポのことで、この僧院は彼が瞑想をした場所に建てられています。
1980年代に建てられたこの尼僧院。それほど古くはないのですが、この尼僧院への入り口近くが中央政庁タシチョ・ゾン全景を眺める最高のビュースポットになっており、ターキン保護区やチャンガンカ・ラカン等と併せて訪れる観光客が後を絶ちません。
ご本尊は当然ながらそのタントン・ギャルポ。本堂にはなんとなく尼僧院に似つかわしくない、長髪で髭を生やした大きなタントン・ギャルポ像が納められています。
ちなみにブータンには二大「髭」偉人がおります。一人はこのタントン・ギャルポ。そしてもう一人はブータンを最初の統一したシャブドゥン・ンガワン・ナムギャル。帽子をかぶっていない髭の人はタントン・ギャルポ。赤い帽子をかぶった髭の人はシャブドゥンと覚えると良いでしょう(笑)。
Drubthob Goemba (Zilukha Nunnery) ドゥプトプ尼僧院
ご本尊はブータンの二大「髭」偉人のひとり!
- 投稿日2016/03/24
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