アールヌーボーを代表する画家、アルフォンス・ムハ(Alfonse Mucha、1860〜1939)
美しい女性のポスターを描いたこの画家のファンは、日本にも大勢いますね。
チェコのモラビアという地方で生まれた人ですが、パリでの活躍が顕著だったことから、
フランス語読みのミュシャの方が定着しているかもしれません。
この美術館では、ムハの様々なポスター、デッサン、珍しい水彩画などが展示されています。
また、ムハの私物なども展示してあり、生涯についても理解が深まると思います。
カウンターで入場券を買って、前に進むと、すぐそこにムハの華麗な世界が広がっています。
写真撮影は禁止、荷物も入口のロッカー(無料)に預け、身軽になって、作品に向き合いましょう。
本物のムハの絵を目の前で観ると、その繊細な線、たおやかな女の人たちの表情、
なんともいえない色彩にどんどん引き込まれてしまいます。
複製にはない原画の力を感じます。ファンの人たちにはたまらないでしょう。
モデルになって、こんなふうに美しく描いてもらいたい、なんて思ってしまいます。
有名な女優サラ・ベルナールのポスター「ジスモンダ」ももちろん展示されています。
それまで無名の挿絵画家だったムハが、一晩にして時代の寵児となった作品です。
この絵が気に入ったサラは、ムハと5年契約を結びます。
興味深いのはモデルになった人たちの写真が残っていて、それがムハのどんな絵になっているのかがわかることです。
一番奥の部屋では、ムハの作品や生涯を紹介した25分ほどのビデオが繰り返し流されています。
当時のムハのアトリエの雰囲気や様子が伝わってきます。
様々なムハの商品が揃ったショップは、チケットがなくても入れます。
ムハのポスターやポストカードはもちろんですが、プラハらしいおみやげが見つかるかもしれません。
なお、ムハの晩年の大作「スラブ叙事詩」は、当面、ヴェルトゥルジュニー宮殿で展示されています。
Mucha Museum ミュシャ美術館
ムハの魅力がたっぷり詰まった小さな美術館
- 投稿日2015/03/16
- 更新日2019/02/06
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ジャンル美術館・ギャラリー
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エリアプラハ
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住所
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アクセスメトロA線 ムーステク Mustek A駅から徒歩3分
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電話番号+420-2-24216415
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営業時間10:00-18:00
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定休日無休
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予算入場料(大人) 300チェココルナ
入場料(子供、学生、シニア65才以上) 200チェココルナ
入場料(ファミリー) 750チェココルナ -
公式サイト
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