シェムリアップ中心地から車で片道約25分、アンコールワットからアンコールトムへと繋がる道路わきにある小高い丘の上に、プノンバケン寺院があります。
この寺院は9世紀後半頃にヤショーヴァルマン1世により建造されたヒンドゥー教ピラミッド型寺院となり、
同じくシェムリアップにあるプノンクロム山、プノンボック山、山頂にある寺院とともに、アンコール三聖山とされています。
山麓から遊歩道を20~30分程歩くと山頂に到着、そこから寺院に上ると、そこからアンコールワットや西バライが望めます。
ちなみに、山頂へは象に乗って上ることもできます。(15:30~17:00、有料一人20$)
プノンバケン寺院には多くの祠堂とともに中央塔があり、そこには美しい女神像が彫刻され、中には仏像が祀られています。
また中央塔をきちんと見ると、ところどころに銃弾痕が残っているのに気づかされますが、これは内戦時代に兵士が遊び半分で撃った痕だそう。
注意事項として、こちらの寺院は入場人数制限があり、同時に最大300人までしか上れないということ。
そのため、ここで夕日鑑賞をしたい旅行者はできるだけ早く訪れ、遺跡で待つ必要があります。
通常、午後15:30を過ぎた頃から登り始める人が増え、時期にもよりますが早い時は16:30頃には長蛇の列となります。
せっかく山に登っても遺跡には入れないということもありますので、ご注意ください。
なお、観光にはアンコール入場券(1日券37$、3日券62$、7日券72$)が必要となりますので、
ソカシェムリアップホテル近くにある遺跡入場券売り場にて、事前購入をお忘れなく。
Phnom Bakheng プノン・バケン
美しい夕日が楽しめる人気スポット!アンコール三聖山プノンバケン
- 投稿日2019/03/22
アンコールの丘から眺める夕日と、黄金に輝くアンコールワットをみるならここ
- 投稿日2014/09/30
全体的に平坦な地であるシェムリアップの大地。
それ故、少しでも高い丘があると、そこは聖山として、アンコール時代は崇められていた。
当時よりシェムリアップには3つの山(丘と言ったほうがいい高さであるが)があり、
町の南部のプノンクロム、北東部のプノンボック、そして中心地にあるここ
「プノンバケン」の山頂部にはそれぞれ寺院が建造され、
アンコール三聖山と呼ばれていた。
このプノンバケンはアンコールワットからアンコールトムへと抜ける一本道沿いにあり、
60メートルの高さの山頂からはアンコールワットや西バライが望め、
特に夕日の時間には人気が高い。
山頂部には6段のピラミッド型寺院があり、その上には108の祠堂が建造されている。
(108:これは人間の持つ煩悩の数に合わせたと言われているが、実の所は不明)
もともとロリュオス地域にあった王都から、このアンコールエリアに遷都された9世紀末、
ヤショーバルマン1世によりヤショーダラプラの都の中心としてここに寺院を建造したとされる。
山への入場は時期(夕日の落ちる時間)にもよるが通常は17時頃となっており、
特に山頂にある遺跡への階段は17:30頃となり、その時間を過ぎると入場できなくなるので
注意が必要。
また、山頂部への入場は遺跡保護のため、300人までと言う規制があり、
それを越すと誰かが下りない限りは入場できないので、
できれば早めに到着しておいたほうが良いだろう。
ちなみに、象に乗って上ることも可能。片道20$、約10分で到着する。
-
ジャンル史跡・遺跡
-
エリアシェムリアップその他
-
住所
-
アクセスシェムリアップ中心地から車で約20分
-
営業時間7:00-18:30
-
定休日無休
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。