リオデジャネイロ植物園は、もともとは、1808年に、当時のポルトガル王が、スパイス栽培のために設立したスペースです。当初の栽培植物は、モーリシャス島のパンプルムース植物園から運ばれてきたものだったといいます。その後1822年のブラジル帝国の設立を機に、一般に公開されるようになったのです。
総面積137ヘクタール、現在9000種類の植物が栽培されています。そのうち人工栽培値は54ヘクタールのみで、その他は大西洋岸森林の自然林。ユネスコ生物圏保護区に指定されています。
見所はバルボーザ・ロドリゲス並木道。750メートルのヤシの木の並木道では、ゆっくりと散策を楽しんで。園内はとても広いので、道に迷いながらゆったりとした森林浴タイムをとってください。時期によってはランの展覧会などのイベントも催されています。
そしてこの植物園をこよなく愛したのが、ボサノヴァの巨匠、アントニオ・カルロス・ジョビン。リオデジャネイロの美しい自然に多くのインスピレーションを受けたこのアーティストは、植物園内をよく散歩に訪れました。ジョビンが好んで時間を過ごしたアマゾンの大木、スマウマは、園の中心部にある噴水のすぐそばにあります。園内を歩き回ったあとは、園の入り口横にある、2008年にオープンしたジョビン・スペースにも、ぜひ足を運んでください。
Botanical Garden (Jardim Botanico) リオデジャネイロ植物園(ジャルジン・ボタニコ)
高橋 直子
(ライター、メディア・イベントコーディネーター)
ボサノヴァと森林浴
- 投稿日2015/09/30
-
ジャンル植物園・庭園
-
エリアリオデジャネイロ
-
住所
-
アクセス地下鉄L1-4線 ボタフォゴ駅からBotafogoバスに乗車しJardim Botânicoで下車徒歩約10分
-
電話番号+55-21-2946012
-
営業時間[木-火]8:00‐17:00
-
定休日水曜日,12月25日,1月1日
-
予算入場料(大人) 73レアル
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
リオデジャネイロ植物園(ジャルジン・ボタニコ)周辺のおすすめ観光スポット
- コルコバードの丘(キリスト像)
- イパネマビーチ
- アルポアドール
- コパカバーナ・ビーチ
- マラカナン・スタジアム
- リオのカーニバル
- ポン・ジ・アスーカル
- セラロンの階段
- カテドラル・メトロポリターナ
- 幻想図書館