ローゼンダール・ガーデンは、地元民たちから「都会のオアシス」とか、「喧噪から逃れるためのシェルター」と呼ばれることもある公園です。事実、一度訪れると、ここが都会にあることを忘れてしまうほどのどかで、自然あふれる場所だということがわかります。場所は、ストックホルムのユールゴーデン島にあり、市内中心部からトラムで約15分、そこから徒歩で約5分というアクセスの良さも魅力の一つでしょう。
ここはもともと、ローゼンダール城の庭園でした。 1861年のこと、スウェーデン・ガーデニング(園芸)協会は、当時の女王・ヨゼフィーナと共同でガーデニング・アカデミー(園芸教育施設)を設立しました。その後 50年間にわたって、総勢700名のガーデナー(庭師)たちが、この公園で修業を行いました。
やがて、ガーデニング・アカデミーは別の場所へ移転しましたが、ユールゴーデン王立行政区が1960年に庭園として修復し、現在に至っています。1982年以降、一時期この庭園は、前述の王立行政機関が民間事業にリースする形で運営していました。しかし現在は独立した庭園として経営していて、オーガニック(有機)農業と、それを広めるための教育を促すことを目的としているそうです。
庭園内には、ジャガイモやニンジンなど多くの野菜が植えられた野菜畑、色とりどりの花が咲き乱れる花畑、温室、リンゴや洋ナシを栽培している果樹園、バラ園、ぶどう畑とワイン生産所などがあります。また、カフェ兼ベーカリー、お土産を売るショップなど、憩いの場としても充実していて、多くの人々に親しまれています。訪れる年齢層は、老若男女問わず。特に、幼児~子供連れでも、屋外遊び場が用意されているため、家族連れでも十分に楽しめますよ。
庭園内のThe Greenhouse Cafe(グリーンハウス・カフェ)では、オーガニック素材を使用した、ランチからスイーツまで、素朴で自然な味わいが楽しめます。また、誕生日のパ―ティや特別な日のパーティをアレンジしてもらうこともできます。ちなみに、このカフェではガスを使用せず、木を燃やした暖炉・かまどで調理を行なっているという徹底ぶりだそうです。もうひとつ、ここにはThe Gardenbarという、プチ・カフェもあります。ここは夏期(7-8月)の毎週日曜日のみのオープンで、天候によってはオープンしていないこともありますが、手作りのピザとオーガニック・ビールが楽しめます。
公園ならではのグッズも、土産物店で購入できます。鉢植えの植物、種、スコップなどのガーデニング・ツールや、花をモチーフにした陶器など、品揃えよく取り扱っています。また、夏の間は庭園内の一定の場所でのみですが、咲き乱れる花を自由に摘み取って購入することもできます。
なお、この庭園では現在もガーデナー(庭師)志望の研修生をごく少数受け入れています。庭内を回るプログラムの一部として、特別なテーマツアー(オーガニック栽培の方法などを教示するツアー)、イベント、展示会には彼らが登場するそうです。複数の人数で訪れる場合には、ガイド付きツアーも予約できますので、エコに関する詳しい知識などに興味があるようでしたら、問い合わせてみるのもいいかもしれません。
なお、園内のカフェやショップでの支払いは、ビザ、アメリカン・エキスプレスなどの大手クレジットカードのみでの利用となりますので、ご注意ください。
Rosendals Garden ローゼンダールガーデン
お城の美しい庭園を開放。ローカルや、国内外の観光客に人気・癒やしのエコ・ガーデン
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自然をこよなく愛するストックホルム市民の都会のオアシス
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自然をこよなく愛するストックホルム市民の都会のオアシス、ローゼンタール農園は、1994年に世界初の国立都市公園にも指定されたユールゴーデン島にあります。
エコパークと言われるこの島は、1800年ごろまで王家の狩猟場だったところでもあり、樹齢200年以上の樫の木や、野生の鹿やリスなどが生存しています。
この農園は、1982年よりローゼンタール財団によって経営されています。経営の目的は、バイオダイナミック農法やガーデニングについて、一般の人たちの興味や知識を広げるためです。
バイオダイナミック農法とは、生物の循環に基づいた方法で生産システムを完結させる循環型の有機農業のことです。つまり、作物の廃棄物からたい肥を作り、それを肥料として利用したりします。ここで栽培された野菜は、KravやDemeterというオーガニック認証団体の認証を受けています。
農園には、野菜畑、植物園、果樹園、バラ園、花壇、ブドウ畑、温室、ベーカリー、カフェやショップなどがあります。ショップでは、手作りパンやケーキ、ここで栽培された有機野菜、自家製のピクルス、工芸品なども販売されています。
のんびりと農園を散策した後は、カフェのランチやコーヒータイムをお楽しみ下さい。季節ごとに採れる野菜を使ったヘルシーかつ美味しい食事の他、様々なケーキやパイも味わうことができます。自家製のパンは、温室カフェの隣りにあるベイカリーで、薪を使った石窯で焼かれています。そこでは、機械などを使わず、すべて職人さんによる手作業で行われています。さらに、このカフェ自体がKravの認証を受けており、厳選されたサプライヤーと協力して運営しています。
また、温室などは、結婚式や、他イベント、パーティーなどに利用され、とても人気があります。植物園では、厳選された花や植物、種子が栽培されており、夏期には、植物園で育った花を重量計算で購入できます。さらに、フラワーアレンジメントも注文できます。
キャシュレス社会の先端を行くスウェーデンですが、ここローゼンタール農園でも、2017年2月以来、現金が一切使えなくなりました。カフェ、ショップでのお支払いは、クレジットカードのみですのでご注意を。
農園・ガーデンカフェ、ユールゴーデン島
料金 農園への入場は無料
所要時間 1時間
入場:農園はいつでも訪問可能、カフェは5月~9月の間は毎日オープン、それ以外の月は月曜日お休み
*カフェは、夏至祭前後、クリスマス以降はお休みとなっています。事前にホームページにてご確認下さい。
【行き方】
路面電車(Sparvagn 7番)Waldemarsudde行き、Bellmansro下車、徒歩約5分
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ジャンル植物園・庭園
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エリアストックホルム
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住所
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アクセスクングストレードゴーデン Kungstradgarden駅からトラム7番のヴァルデマーシュッデ Waldemarsudde行きを利用 終点のWaldemarsudde駅で折り返し、ひとつ目のベルマンスロ Bellmansro駅で下車徒歩約5分
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電話番号+46-8-545 812 70
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営業時間[月-日]11:00-16:00
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定休日12月22日-1月3日
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公式サイト
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
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