地下鉄2号線晩村駅の3番出口から徒歩6分、マンションや小さな店が並ぶ住宅街の一角にあるベーカリーカフェ。店名のアヌシーはフランス南東部にあるアルプスの町。オーナー夫婦が一生のうちにいつか訪れてみたい場所として、お店の名前に選んだそうです。
ここは大好きな大邱の石けんブランド、香遠(ヒャンウォン)の社長さんに教えてもらいました。オーナーのイム社長とは昔からの友人だそうで、最初にアヌシーのパンを食べたのは香遠のオフィス。”もちっこ”(5個4,000ウォン)という日本語っぽい名前も印象的でしたし、もちもちとした食感の生地の上に乗ったクルミの香ばしさが鮮烈に記憶に残りました。
お店は大邱の中心地からは少し外れているのですが、絶対に行ってみたいという願いは比較的すぐに叶いました。そして一歩入った瞬間、お店に漂う気分の良いパンの焼ける香りに再びノックアウト。直感的にここのパンは間違いなく全部好き! と思えました。
アヌシーフランスのモットーは“健康なパン”。家族のために作る時と同じ気持ちで良い材料にこだわり、全てのパンに天然発酵種を使っているそうです。フランスパンには自家製のルヴァン、その他のパンには干しぶどうの醗酵種を使用。特に後者は熟成に8日ほどかかり、生地を捏ねて熟成させるのに1〜2日、さらに成形・焼成とパンが出来上がるまで約10日という手間ひまをかけています。どのパンもイースト臭さが全くなく香ばしい風味が逸品。消化にも優しく、“健康なパン”というモットーを貫いていると感じさせてくれます。
お店は10:00に開店しますがパンは10:30過ぎから、種類ごとに順番に焼きあがります。約15数種類あるメニューの中で人気はオリーブがたっぷり入ったオリーブ食パン(3,900ウォン)、甘さ控えめのあんこがぎっしりのパッパン(2,300ウォン)、もちっこ(5個4,000ウォン)、オリーブチアバター(3,800ウォン)など。季節によってもメニューは少しずつ変わります。
店内にはイートインスペースもあり、コーヒーや紅茶、ヨーグルトスムージーやジュースなどのドリンク類の注文も可能。パンのほかにはカヌレやクッキー、ダックワーズ、パウンドケーキなどの焼き菓子もあり、おすすめはピーカンパイだそうです。また、全粒粉のパンを使ったサンドイッチは単品で6,500ウォン、ドリンクとのセットメニューは10,900ウォン〜。
入り口に8人がけのテーブル席と、奥に2人がけのテーブル席が5カ所あり地元のお客さんでいっぱいでした。美味しいパンが好きな方に、ぜひおすすめしたいお店です。メニューは英語表記があり、簡単なやりとりなら英語でも可能。海外クレジットカードは使えます。
ANNECY FRANCE アヌシーフランス アンシプランス
ジャヨンミ
(韓国コスメライター)
自家製天然酵母でじっくりと熟成させた香ばしいパンと、香り高いコーヒーが逸品! 住宅街の一角にあるこだわりのベーカリーカフェ
- 投稿日2020/03/31
2019/08訪問
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ジャンルパン
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エリア大邱(テグ)
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住所
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アクセス2号線 晩村駅 3番出口から徒歩約6分
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電話番号+82-53-2146556
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営業時間10:00-22:00
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定休日月曜日
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予算4,000~10,000ウォン
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。