Cheong Alam チョンアラム

大邱韓医大で薬膳料理と精進料理を学んだオーナーによる新鮮な国産食材にこだわった薬膳料理のお店。地下鉄2号線の泛魚駅6番出口から徒歩6分の距離にあり、周辺は高層マンションに囲まれた住宅地です。

メインメニューはひじきの炊き込みご飯コース（15,000ウォン）。ご飯はひじきとアワビ、ひじきとムール貝、ひじきときのこの3種類から選べ、15〜16種類以上のおかずがついてきます。味付けには化学的調味料を一切使わず、天然調味料を使っていて体にも舌にも優しい味。冷たい性質を持つ食材には温かい性質の食材を、加熱料理には冷たい性質を持つ天然調味料を使って調和を保つなど、韓方から見た食のバランスに気を使っていて、体に負担のかからないよう、食材の適切な組み合わせにこだわりを持っているそうです。

ほかのメニューも食べてみたいと思いつつ、いつも頼んでしまうのがひじきとアワビの炊き込みご飯コース（15,000ウォン）。前菜には白菜のジョン（チヂミ）、香ばしい甘苔で包まれた一口ご飯、黒ごまを練り込んだムク（ドングリやソバなどのデンプン質を固めたゼリー状の食べ物）を使ったサラダが出てきました。白菜の代わりにニラを使うなど、おかずは季節によっても食材や内容が変わります。

前菜が下げられたらいよいよメイン。野菜中心のおかずは手が込んでいて、魚の出汁が聞いたわかめスープは優しい味。そしてひじきとアワビのご飯の香り！　一口運ぶごとに幸せを感じる味でした。

デザートにはお茶と蒸しパンが出てきて、もうこれ以上入らないくらいお腹いっぱいになっても、不思議と体はすっきり。これぞ薬膳料理ですね。

一品メニューとして、

テジスユク（茹で豚のスライス）大28,000ウォン、中18,000ウォン
ムノハンマリ（茹でダコ）70,000ウォン
鬱陵島自然産ホンハプタン（ムール貝のスープ）30,000ウォン
海鮮チヂミ　10,000ウォン

などなど、お酒に合いそうなお料理もあります。生ビールはありませんが、瓶ビールのほかマッコリや韓国焼酎もあり、マッコリはクムジョンサンソンマッコリという甘さ控えめの銘柄と、慶州法酒マッコリなど地方銘柄がメニューにありました。

お店は住宅をリノベーションした2階建て。1階はテーブル席で2階は靴を脱いで上がる座敷になっています。お昼時や夜は地元のお客さんでいっぱいなので、ピーク時を避けるか、予約をしておいた方が安全。また、16:00〜17:00の間はブレイクタイムなのでこの時間は避けましょう。基本的にコミュニケーションは韓国語で、海外クレジットカードは使えます。また、おかずや一部の食材などがテイクアウトもできるのも魅力。食べきれなかったおかずも頼めば包んでもらえます。