Gyesan Catholic Church 桂山聖堂 ケサンソンダン

ソウルの明洞聖堂、全羅北道全州の殿堂聖堂とともに、韓国三大聖堂に数えられる桂山聖堂。
1886年にフランス人宣教師によって建てられましたが、翌年焼失してしまいます。再建にあたってステンドグラスなどをフランスから運び込み、慶尚道地域初の西洋建築として、1902年に完成しました。大邱地域に唯一残る1900年代初期の建築物です。

朴正熙元大統領が結婚式を挙げたことでも有名で、現在でもここで結婚式を挙げる人が多く、運がよければ結婚式に遭遇することがあるかも。また、聖堂内を見学することもできますが、ミサ中の見学は制限されているので、ご注意ください。

聖堂内は、アーチ形の天井や韓服姿が描かれたステンドグラスが美しく見とれてしまうほど。厳かな雰囲気につつまれた聖堂で、旅のひとときを静かに過ごすのもおすすめです。

聖堂に隣接する毎日新聞ビルの1階に、珈琲名家の直営店「CAMP by 커피명가」があるので、桂山聖堂の鐘の音を聞きながら、ゆっくりコーヒーを飲んでも。道路をはさんで向かい側には、ドラマ『ラブレイン』の撮影地になった「音楽喫茶セラヴィ」があります。

同じく道路の向かいには3.1万歳運動の道（90階段）があり、上り詰めると、階段横にあるのが慶尚北道初のプロテスタント教会「大邱第一教会」。周辺は「青蘿の丘」と呼ばれ、大邱にキリスト教が伝わった中心地。当時の宣教師たちの住宅を博物館として公開しています。

桂山聖堂まで行ったら、周辺もぜひ歩いてみてくださいね。桂山聖堂正面から横断歩道を渡った向かい側に案内所があるので、路地ツアーやスタンプラリーのパンフレットをゲットしてください。お土産にピッタリのポストカードなども販売しています。

最寄り駅は1・2号線半月堂駅で、18番出口から7分。2号線青蘿の丘駅9番出口から9分、3号線西門市場駅1・4番出口から10分ほどです。1号線中央路駅1番出口から、古い歴史のある路地「ジンコルモク」や大邱薬令市をぶらぶらしながら向かってもいいかもしれません。薬令市韓医薬博物館の隣には旧大邱第一教会があり、現在は博物館になっていて見学もできます。