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大邱 (韓国) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(3人)詳細

Daegu Literature Museum, Hyangchon Cultural Center 大邱文学館・香村文化館 テグムナックァン・ヒャンチョンムナグァン

ポテサラ男爵 (ポテトサラダ研究家、大邱観光名誉広報委員)

近代大邱の芸術・文化の香り漂う「大邱文学館・香村文化館」でレトロ体験を

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2014年に開館し、今や大邱の人気スポットとなっているのがこちらの「大邱文学館・香村文化館」。

建物はその昔当初は鮮南銀行(大邱初の普通銀行)として建てられ、その後韓国商業銀行に名称変更しています。
1912年に建てられたこの建物をリノベーションして、2014年、新たに大邱文学館香村文化館」としてオープンしました。

地下~2階が香村文化館、3~4階が大邱文学館となっています。

まず1階のエントランスでチケットを購入して入場します。
日本語を話せるスタッフはいませんが、カウンターに日本語で記載された香村文化館のパンフレットがありますので忘れずにもらいましょう(大邱文学館のパンフレットは3Fの入り口にあります)。

1階を入ってすぐの所は韓服や昔の高校の制服、警官の制服などを無料で試着できますので、まずここで記念写真を撮るのもいいですね。

この建物の所在地香村洞(ヒョンチャンドン)は1906~1907年に大邱邑城が取り壊された後、1911年に城郭と楼閣が消えた後に新しくできた街です。
大邱初の銀行である鮮南銀行はその翌年に建てられました。

その後、朝鮮戦争のころ一時的に首都がおかれたこともあり、戦禍を逃れて韓国全土から避難民が集まってきたのです。その中には数多くの文人、芸術家もおり、香村洞は自然と韓国を代表する芸術・文化の発展都市となっていきました。

1Fは1960年代の大邱の中心地、中央路や北城路の街並み、避難民が暮らしていた校洞市場(キョドンシジャン)の店が立ち並ぶさまが再現されています。
映像資料室もあり、当時の大邱の貴重な映像を見ることもできます。

当時の大邱駅の外観も再現されています。
大邱駅は1905年の京釜線の開通とともに開駅し、1913年にこのルネサンス様式の駅舎が完成しています。
当時は輸送の中心拠点として、釜山、新義州駅に次ぐ規模を誇っていました。

2階は1950年代、文化人が集った喫茶店や庶民がマッコリをあおりながら郷土料理を味わった民族酒場、大邱にあった映画館が再現されています。
映画館の中では大邱を舞台に撮影された映画のダイジェスト版を見ることができますよ。
昭和にタイムスリップしたかのような錯覚を楽しめるのではないでしょうか。

また大邱にはオリエントレコード社という今でいうレコード会社もあり、ここから韓国を代表する歌手のレコードが発売されました。当時の貴重なレコードの現物が数多く展示されています。

3階からは大邱文学館。入り口で必ず日本語のパンフレットをもらうのをお忘れなく。

3階は常設の展示室。
大邱ゆかりの詩人や作家の作品や同人誌が数多く展示されています。
大邱を代表する民族抵抗詩人、李相和(イ・サンファ)のコーナーは是非見ておきたいところです。日本統治下時代に民衆の悲哀を唄った数多くの抵抗詩は今も高く評価されています。

4階は企画展示室、子供のための童話動画視聴室などがあります。
企画展示室は定期的に内容が変わりますが、基本的に大邱にゆかりのある文学作品を展示することが多いようです。

若い人ならばレトロな体験、年配の方ならノスタルジックな気分に浸れる「大邱文学館・香村文化館」。ぜひ一度立ち寄ってみてほしいスポットです。

入場料は大人(20~64歳)1,000ウォン、65歳以上、青少年(8~19歳)500ウォン、7歳以下無料、団体(20人以上)500ウォンです。

2020/01訪問
  • ジャンル
    博物館・ミュージアム
  • エリア
    大邱(テグ)
  • 住所
  • アクセス
    1号線 中央路駅 4番出口から徒歩3分
  • 電話番号
    +82-53-6612331
  • 営業時間
    4月-10月:9:00-19:00, 11月-3月:9:00-18:00
  • 定休日
    月曜日(祝日は営業), 旧正月、旧正月のカレンダーでお盆
  • 予算
    入場料(20-64歳) 1,000ウォン
    (65歳以上 500ウォン
    8-19歳) 無料
    (7歳以下) 500ウォン
  • 公式サイト
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。