一時期、さびれ果てた通りだった正興街が、近年、若者が集まる熱気あふれるストリートとしてよみがえり注目を集めています。それは、若い経営者やクリエーターが、正興街の古い建物を利用して新しいビジネスを展開するようになったからです。「正興咖啡館」も老房子咖啡店(古い建物のコーヒー店)としてこの動きに大きな役割を果たしました。
住所は國華街ですが、入り口は正興街側にあります。民族路から國華街を南に下り、正興街に出たら右折してすぐ左側。小さな広場のようなスペースの奥に、一見すると3軒長屋のように見える建物がありますが、その一番左、木部が鮮やかなブルーに塗られた建物が正興咖啡館です。向かい側には泰成水果店があります。
1945年に建てられた建物で、築70年を越える老建築です。正面に「曽」の一文字が掲げられた入口が印象的です。この建物は、通りに面した手前に商店や倉庫、後ろ側にアパート形式の住居がありました。正興咖啡館に改装されたときに、手前部分がカフェスペースに、後ろの部分が4階建ての民宿に生まれ変わりました。
入るとすぐに注文カウンターがあります。古びた鉄の飾り格子が目に飛び込んできますが、実際に使われていた古い窓の鉄格子を使っているのだそうです。中に進むと、高い天井まで届く赤いレンガ壁の広い空間が出現します。外から見るだけではちょっと想像できません。
ここはかつて倉庫だったスペースで、黒光りする木の柱や梁が日本の蔵のような印象です。レンガ壁に残る漆喰の跡や、梁を通していた穴などを見ていると、年月の経過の重みを感じます。木製のテーブルとイス、間仕切りとして使われている昔懐かしい木製のガラス窓、アンティークなデザインの照明など、細部まで気を配ったスペースで飲むコーヒーもまた格別です。
美式咖啡(アメリカンコーヒー)ホット90元/アイス100元
拿鐵咖啡(カフェラテ)ホット120元/アイス130元
ケーキ類やサンドイッチなどの軽食もあります。
私のおすすめはミルクたっぷりの拿鐵咖啡(カフェラテ)のアイス。ビスケットが付いてきます。
店の奥に進むと小さな書斎のようなラウンジがあり、その奥がかつての住居スペースだった民宿の入口です。民宿は2階から4階に5つの客室がありますが、リノベーションでは、水回りなどはすべて新装されています。竹や木、伝統柄のクロスなどを組み合わせたナチュラルな内装が取り入れられ、落ち着いた空間になっています。4階の客室にはルーフバルコニーも付いていて、家並みを眺めることができます。
入り口の注文カウンターの回りには、台南をテーマにしたポストカードや文具、雑貨など販売していて、ちょっとしたお土産に使えるかもしれません。
ところで日本語ではコーヒーの漢字は王偏の「珈琲」ですが、中国語では口偏の「咖啡」を当てています。同じ漢字圏でこの違い、おもしろいですね。
カードは使えません。(民宿では可)
Zhengxìng kafei guan [閉店]正興咖啡館 ジョンシンカーフェイグァン
中に入るとレンガ蔵のようなコーヒー館
- 投稿日2018/10/26
2017/03訪問
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ジャンルカフェ
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エリア中西区
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住所
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アクセス台南駅からタクシーで約5分
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電話番号+886-6-2216138
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営業時間[月-木, 日]10:00-19:00, [金, 土]10:00-21:00
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定休日無休
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予算101~200台湾ドル
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。


