ウィーンには、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるニューイヤーコンサートの行われる世界的に有名な楽友協会の他にも、いろいろなコンサートホールやイベント会場があります。
その中の一つ、ウィーンっ子の常連も多いコンサートホールが「ウィーン・コンツェルトハウス」です。
地下鉄U4のシュタットパーク駅から歩いて5分ほど。
ロートリンガーシュトラーセ沿いのオレンジ色とかまぼこ型のファサードが印象的な建物は、1913年に完成。
当時の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世がご臨席され、こけら落としのコンサートが行われました。
建物内には大ホールをはじめ、室内楽のコンサートや録音に使われる、モーツァルトホールとシューベルトホールと、3つのホールがあります。
ここではクラシックコンサートのみならず、バロックから現代音楽まで様々なジャンルにわたるコンサートが連日のように行われています。
ちなみに、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とともにウィーンの誇るオーケストラである、ウィーン交響楽団の本拠地でもあります。
チケットは建物内のチケットオフィス、もしくはホームページからも簡単に購入することができます。
世界中の有名な演奏家が集い、運が良ければウィーン・フィルがコンサートを行うことも。チケットは楽友協会よりずっと入手しやすいので、穴場かもしれません。
毎年1月にはレゾナンツ音楽祭という古楽のフェスティバル、5月から6月にかけては国際音楽祭、その他ウィーン現代音楽祭など、様々な音楽祭が行われているため、時期を合わせれば質の高いコンサートを集中的に楽しむことができるでしょう。
チケット代金も楽友協会よりはちょっとお安め。
どのオーケストラのコンサートかにもよりますが、8つのカテゴリーに分かれており、通常大体20~90ユーロ程度で購入することができますし、座席の位置を自分で選ぶこともできます。
音響は楽友協会の大ホールに比べるとデッドですが、オーケストラがフルパワーで鳴らしてもうるさくなりすぎないため、大編成の曲を聴くには実はこちらの大ホールのほうがおすすめだったりします。
また、コンサートではなく、アールヌーヴォー様式の建物そのものに興味がある方には、英語とドイツ語で行われるガイドツアーもあります。
このツアーでは、普段は見られないソリストの部屋やオーケストラの控室なども見ることができます。
音楽に興味のある方はぜひ、観客は地元の人が多く、ツウの人が足繁く通うといわれるコンツェルトハウスでのコンサートを体験してみてください。
Vienna Concert Hall ウィーン・コンツェルトハウス
ウィーンの誇るもう一つの素晴らしいコンサートホール
- 投稿日2018/12/11
2018/12訪問
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ジャンル劇場・ホール・ショー
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エリア3区 ラントシュトラーセ
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住所
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アクセス地下鉄U4線 シュタットパークStadtpark駅から徒歩約5分
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電話番号+43-1-242002
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営業時間9-6月: [月-金]10:00-18:00 [土]10:00-14:00, 7・8月: [月-金]10:00-14:00
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定休日[9-6月]日・祝日,9月9・12日, 12月24日,聖金曜日 [7・8月]土・日曜日,祝日
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公式サイト
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
ウィーン・コンツェルトハウス周辺のおすすめ観光スポット
- ベートーヴェン広場
- 楽友協会ホール
- ウィーン博物館
- ケルントナー通り
- ウィーン国立歌劇場
- ウィーン市立公園
- カプツィーナー教会
- アルベルティーナ
- モーツァルトハウス・ウィーン
- セセッシオン(分離派会館)