Karntner Strasse ケルントナー通り

宮殿や庭園、美術館や教会とウィーンで訪れるべき場所や観るものはたくさんあります。けれど、
一番ウィーンらしい場所はどこ、と聞かれたら、ケルントナー通りと応えます。

オペラ座の裏側、ホテルザッハーから始まって、シュテファン寺院のあるシュテファン広場まで、
ほんの１キロにも満たない通りですが、あらゆるお店、ウィーンでのお楽しみが詰まっています。

歴史をひも解くと、オペラ座近くの城壁にあった「ケルントナー門」と、街の中心を結ぶ通りは、
1257年に「ケルントナー通り」として、文献に登場しています。
今では、高級ブティック、カフェ、ブランドショップ、宝石やなどが立ち並ぶウィーン随一の繁華街です。

お土産屋さんがこの通りにたくさんありますが、変わったところで、ザッハーの売店で売られている、
ザッハートルテの形をしたマグネットはいかがでしょう？
また、スワロフスキーがオーストリアのチロル地方で創業されたブランドだということを
ご存知の方は少ないかもしれません。

ハイナーというカフェも紹介しておきましょう。
1840年から続く老舗で、通りに面した入口はとても狭いのですが、奥に２階へ上がる階段があります。
広々とした２階では、地元の人たちがのんびりとお茶やケーキ、食事を楽しんでいます。

この近くに宿泊されるなら、早朝のお散歩は如何でしょう？
シュテファン寺院は朝６時に開門。日中は大勢の観光客で賑わっている街が全く別の顔を見せてくれます。
夏はオープンカフェや大道芸人たちが楽しませてくれますが、
冬のクリスマスのイルミネーションがとっても素敵です。これは、寒い中一生懸命歩いているご褒美、ですね。