シンタグマ広場とリカヴィトスの丘に挟まれたこの地域は、ブランド・ショップが集まる高級ショッピング街です。高級住宅街でもあり、高級レストランもいくつかあります。かつてはべらぼうに値段の高いカフェなどもあったのですが、経済危機の影響で、アテネ中心部の他の地域と、値段の際立った違いはなくなってしまいました。コロナキには大使館が多いので、インターナショナルな雰囲気が漂う地域でもあります。
コロナキ地区の中心はコロナキ広場と通称される「友愛結社」広場。「友愛結社(フィリキ・エテリア)」は、18世紀、当時オスマン・トルコ帝国の支配下にあったギリシャの独立を目指す有力者や知識心が結成した秘密結社で、広場には結社の中心人物の像がいくつか立っています。ちなみに、「コロナキ」というのはギリシャ語で小さな円柱という意味で、2メートルほどの高さがあるこの円柱は広場の一角に今も立っています。
コロナキでやることはというと、何はともあれショッピング。有名なブランド品店や、ブランド品を扱う高級ブティックは、広場につながるパトリアルフー・ヨアヒム通り、カナリ通り、スクファ通り、ツァカロフ通り、そして後者二つに交差するヴクレスティウー通りが走る一帯に集中しています。また、コロナキ地区とシンタグマ地区の境目あたりにあるアッティカ・デパートでは、様々なブランド品を一つの建物の中で買うことができます。
コロナキ地区の西部、アテネ大学よりの部分は、小さなオフィスや出版社が多く、コロナキの中心部とはかなり違った雰囲気を醸し出します。ここ2、3年、この地区に若者が集まるカクテルバーやカフェ・レストランがいくつもオープンし、注目を浴びています。
Kolonaki Square コロナキ地区
ブランドショップが集まるハイソな地区
- 投稿日2015/03/23
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
コロナキ地区周辺のおすすめショッピングスポット
- アピヴィータ体験ストア (コロナキ本店)
- ノーラズデリ
- カルフール‐マリノプロス(コロナキ店)
- マスティハショップ(パネピスティミウ通り店)
- コスタレロス(コロナキ店)
- ライキ(朝市)コロナキ・クセノクラトス通り
- ミガト (エルム通り店)
- アリストクラティコン
- エルム通り
- オリーブ ツリー ストア