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ベルリン (ドイツ) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(4人)詳細

Checkpoint Charlie チェックポイント チャーリー

Hiromitsu Kakizoe (ライター)

町を二つに分けていた検問所

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東ベルリンと西ベルリンをつなぐ国境検問所です。
冷戦当時、東西ベルリンを分ける検問所は、A・B・Cと3つありました。
チャーリーと言うのは軍隊等で使われる、アルファベットの通称のひとつです。
他の2つは、アルファ・ブラボーと呼ばれていました。

壁で分けられたベルリンを行き来するためには、かならずこの国境検問所を通らなければなりません。
西側諸国の人々が東側に行くことに、それほど制限はなかったようですが、
その際、ビザの発行と共に、とても使い切れない額の東ドイツ紙幣に両替させられました。
これは東ドイツ政府の外貨獲得の一手段だったのです。

しかし、逆に東ドイツ国民が西側へ行こうとすることは、壁そのものが、
東ドイツ国民の脱出阻止のためのものだったので、とても難しいものでした。

今でも、検問所の建物はそのまま残っていて、国境に立っていた大きな看板も残っています。
片面には英語・ロシア語・フランス語・ドイツ語で、
「ここから先はアメリカ軍管理下を離れる。」と書いてあり、
その裏には同様に「ここから先はアメリカ軍管理下である。武装解除せよ。」と書いてあります。
書体の無機質な感じが冷戦時代を感じさせます。

ここでは以前のソ連軍、アメリカ軍の格好をした人もいて、記念撮影ができたりもします。
また、ベルリンの壁を突破しようとして犠牲になった人々の慰霊碑も近くにあります。

中央駅から向かう際は、都市近郊電車S-Bahnで「フリドリヒシュトラーセ(Friedlichstrasse)」に出て、
地下鉄U6番に乗り換え「コッホシュトラーセ(Kochstrasse)」で下車してください。

米ソ両軍が一触即発の事態となった冷戦最前線の検問所

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冷戦で有名なキューバ危機よりも米ソ開戦、核戦争の危機をはらんだといわれるケネディとフルシチョフによるベルリン危機。
その舞台となったのがここチェックポイントチャーリー検問所です。
冷戦時にアメリカと旧ソ連の行き来を取り締まった検問所であり、ここで両軍の戦車がにらみあう一触即発の事態が起きるという冷戦最前線の場所。

復元された検問所の小屋の外にはアメリカ兵と旧ソ連兵の写真が現在も掲げられて、アメリカ兵は旧東ドイツ側を向き、旧ソ連兵は旧西ドイツ側を向いています。
検問所跡地の脇には、チェックポイントチャーリー博物館があり、ベルリン封鎖当時の市内の様子や、壁を乗り越えて成功した人、殺された人の実話が写真と共に淡々と記されています。
西側へ亡命するために4階から飛び降りる子供の写真や、空を飛んで壁を越えようとした人の自作のグライダーなども展示され、当時の東ベルリンの人々の悲劇の記憶がパネルと共に残されています。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。