Yiwanmian 一碗麺（金台西路店） イワンミェン

間口も奥行きも狭い小さなお店ですが、ひっきりなしにお客のやってくる大人気の重慶麺のお店。フランチャイズ店で市内に複数店舗がありますが、一番評判がいいのは呼家楼にある金台西路店です。

四川出身者によると、「北京には重慶の本場の麺が食べられる店はほとんどないけれど、強いて挙げるとすればここ」だそうで、特におススメはエンドウマメと肉味噌かけ麺「豌豆杂酱面（ワンドウザァジァンミェン）」（小碗12元、大碗16元）。「ちょっと雑穀を思わせる粗めの食感」の麺が重慶風なんだとか。

この麺で特筆すべきは、エンドウマメの風味の豊かさ。ホツホツとした豆の食感を残しつつほっくりとやわらかく煮上がっていて、まるで舌が癒しを感じるようなやさしい食感です。最初に食べた時は小碗だったのですが、一口食べて「なぜ大碗にしなかったんだ！？」と後悔したほど。

ほかにも、激辛ダレの「重庆小面（チョンチンシァオミェン）」（小碗10元、大碗13元）、煮込んだモツ入りの「红烧肥肠面（ホンシャオフェイチャンミェン）」（小碗12元、大碗16元）など人気の麺がたくさん揃っています。サイドメニューには四川風野菜ピクルス「四川泡菜（スーチュワンパオツァイ」（３元）やキュウリの甘酢漬け「酸爽瓜条（スワンシュアングアティアオ）」（３元）をどうぞ。

お店に入ったらまず席を確保し、奥のレジで注文と会計を済ませ、レシートを受け取ります。レシートの金額左下「收据号」のところに番号が印字されていますので、それに注意しておいてください。料理が出来上がるとその番号がコールされるので、手を上げたりして合図すると店員さんが料理を運んで来てくれます。中国語のやり取りに不安があれば、レジ近くに席を確保するといいですよ。日本のラーメン専門店のように、食べ終わったらすぐに席を立つようなお店ですので、大人数での利用や長居には向きません。1～3人でサクッとおいしい麺を食べたい時にどうぞ。