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バンコク (タイ) グルメの現地クチコミ

現地のプロ(10人)詳細

Plaatong Muugata Anusawarii [閉店]プラトーン・ムーガタ・アヌサワリー

バンコクBOO (タイ在住ペットブリーダー兼ブロガー)

189バーツ(約660円)という格安で焼肉と鍋が食べ放題 

  • ムーガタがおいしい
  • 定番人気
  • 地元っ子に人気

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タイを訪れる日本人旅行者には「タイスキ」が広く知れ渡っていますが、今回はタイ人に人気が高い、リーズナブルな値段で焼肉、しゃぶしゃぶ、鍋を同時に味わうことが出来る「ムーガタ」というB級グルメ料理をご紹介いたします。タイ語でムーは豚、ガタは鉄板やフライパンを意味します。独特な形状をしたムーガタ鍋(写真参照)を使用することで焼肉、しゃぶしゃぶ、鍋のコラボが堪能できます。

ムーガタ体験をしたい方は、市内のいたるところにお店がありますので、立地、値段、素材や味のどれを優先するかによって、お店を選択することが可能です。なおムーガタの専門店では、ビュッフェスタイルが一般的です。地価の高い駅近くで営業している店は稀で、バンコク市内にあるムーガタの多くは郊外で営業しています。

今回は値段、立地を優先し、BTS(スカイトレイン)で簡単に行けるプラトーン・ムーガタ・アヌサワリーという店をご紹介します。ビクトリーモニュメント駅2番出口を出て階段を下りた進行方向(パヤタイ通り)を100mほど行った左手です。駅から徒歩1~2分、200席以上はあると思われる店内は常に賑わっています。駅からお店までの途中にあるランナム通りにはデューティフリー(キングパワー)がありますのでショッピングの前後に寄るのもオススメです。ランナム通りはお洒落なカフェやパブが多い通りなので、食事の後にジャズバーで一杯ということも可能です。

お店はビュッフェスタイルです。こちらの店舗は時間無制限でお一人189バーツという驚きの価格です。飲み物は有料なのでビールやソフトドリンクなどは別途オーダーします。ビュッフェ料金とドリンクの会計は最後にまとめて支払います。なお、ひとりで来店する場合は229バーツ。鍋は4人ぐらいまでなら1つで充分だと思いますが、人数が多い場合はお店が人数に合わせてテーブルや鍋を用意してくれます。

テーブルに案内されたらまずはドリンクをオーダー。スタッフには片言の英語で通じます。食べ方はいたって簡単。トレイの中にある材料から好きなものを選択し、自分のテーブルの上のムーガタ鍋で焼いたり、煮たりして食べるだけです。

写真の中央部分の鉄板の上で焼肉を、周りの窪みにスープを入れ、その部分でしゃぶしゃぶ、鍋料理が調理できる様になっています。鉄板の上にシーフードを乗せればシーフード焼きも楽しめます。

鍋の鉄板の底には電熱器(お店により炭やガス)が置かれ、火力はスイッチで調整できます。鍋の横にはスープの入ったヤカンが置いてありますので適宜自分で足していって下さい。スープはほとんど水に近い出汁が薄めのものですが、焼いた肉や煮た野菜などからたくさんの旨みがスープの中に流れ出ていきますので時間と共にコクのあるスープへ変化していきます。本来しゃぶしゃぶも可能なのですが、こちらの店舗ではしゃぶしゃぶできる食材がほとんど無いので、しっかり焼くか、煮て食べて下さい。

一般的なタイの人々の食べ方は次の通り。まず見た目が牛脂のような、豚の背脂を鉄板部分になぞって付けます。その背脂を鉄板中央上部へそのまま置いておきそこから出てくる脂を使って肉やシーフードを焼いていきます。その脂や旨みは鉄板のクボミを伝わってスープへ凝縮されていきます。

タイスタイルでは野菜は焼かずスープで煮て食べますが、焼いてもかまいません。熱々の肉やシーフードを好みのタレで食べるのも美味しいですが、それらを焼いた旨みが流れ出た濃厚なスープで味わう鍋もまた格別です。また、日本同様、最後に麺を入れて鍋のシメにするのもよいです。コレステロールなんて気にしないしない!というような方は油代わりに使った豚の背脂をカリカリに焼いて最後に食べるのも美味しいです。

さまざまな食材が、種類ごとにトレーに入れてあります。肉は豚肉と鶏肉で、モツ、その他様々な部位があります。タレ付きの肉もありますが、タイ風のタレに漬けてありますので日本人の口に合わない場合もあります。どの食材も、まずは少し取り試してから、口に合えばたくさん取りようにしましょう。キャベツ、白菜、空心菜、カットされたとうもろこし等の野菜や、きのこ類なども豊富です。フライドポテト、から揚げ、豚の串焼き、小蟹のカニカレーなどの副材も多く、サラダ、タイスイートやフルーツ、アイスなどデザートも充実しています。

多少の食べ残しは問題ありませんが、大量に残すと料金を徴収される場合もありますので、少量ずつ試して美味しいものを追加で持ってくるのがベストな食べ方です。

タレが苦手な場合はポン酢や焼肉のタレを持参されても問題ありません。
通常ムーガタはエアコンのない屋外です。こちらのお店も例外にもれず屋根付き屋外。暑い日中は避け、夕方以降の涼しくなってからの来店がオススメです。

タイ旅行でちょっと変わった体験をしてみたい方には面白い料理かと思います。百聞は一見に…ということわざがありますが、とにかくお試しあれ。

■タレについて(画像参照)
4種類用意されており、好きなタレで食べます。一般的なタレと用途をご紹介しますが、どのタレを使って食べても問題ありません。

1. 画像左上のシーフード向け:唐辛子の粒、ニンニクなどが入っており、酸味があり辛いです。通常はシーフード用で、お店によっては緑色のタレが多いです。
2. 画像左下の焼いた肉向け:甘辛い焼肉のタレ。日本の焼肉のタレとは異なります。
3. 画像右上の揚げ物や焼き物向け:タマリンドタレ(タマリンドは見た目が大きなサヤエンドウの形をした果物をペーストにして調味料によく使われます)。コクがあり、揚げ物や焼き物に適します。
4. 画像右下の揚げ物向け:スイートチリソースです。唐辛子の粒が入っていますが、甘タレで、揚げ物に合います。

別途サラダ用のドレッシングはタイ風マヨネーズ。とても甘いです。すっぱいマヨネーズに慣れた日本人旅行者には合わない味かもしれません。生野菜を食べたい場合は好みのドレッシングを持参された方が無難かもしれません。

料金についてですが、
ムーガタビュッフェ 1人189バーツ(1人で来店229バーツ)
子供(90~110cm)1人59バーツ、(110~130cm) 1人99バーツ
ドリンクのボトル持ち込み 1本あたり50バーツチャージ

支払いは現金のみです。

2019/05訪問
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。