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ブリュッセル (ベルギー) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(2人)詳細

St. Michael and St. Gudula Cathedral 聖ミシェルと聖ギュデュル

栗田 路子 (コンサルタント、コーディネーター、通訳、ジャーナリスト)

13世紀以来数世紀にも渡って拡張された大聖堂

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パリのノートルダム寺院より、ロンドンのウェストミンスター寺院より、優雅で美しいとブリュッセルっ子が誇るのが大聖堂。正式名称は、聖ミシェルと聖グデュリュの大聖堂。聖グデュリュはベルギー南部出身の聖人だが、ベルギー以外ではあまり知られていないので、観光目的ではもっぱら聖ミシェル大聖堂と呼ばれる。今でもベルギー王室などの重要な祭儀が取り仕切られるこの大聖堂には、故ボードワン国王や故ファビオラ王妃の葬儀の際に、日本の天皇陛下や皇后陛下も参列されている。

そもそもは、11世紀頃、このあたりに修道院とロマネスク様式のチャペルが建てられたのが始まりという。その後、13世紀にはブラバント・ゴシック様式の教会となり、その後もより大きく、より荘厳に拡張され、ベルギー生まれの神聖ローマ帝国皇帝カール五世がブリュッセルに君臨したころには、美しいステンドグラスなどの芸術文化価値の高いものが山ほど寄進された。外から眺めるだけでなく、どうか少しだけ時間をとって、この神聖なる芸術堂を訪れてほしい。

定時に鳴らされる美しい鐘の音や、時折のコンサート、クリスマスのクレッシュ(厩の聖家族)展示など、周辺国の有名寺院に比べたら観光客もぐっと少ないので、キリスト教徒でなくても、心落ち着けられるスピリチュアルスポットだ。静かにゆっくりと、中世以来の人々の精神世界に心を馳せてみるのも悪くない。

BEL2 (ベルギー情報サイト 運営スタッフ)

王家の行事も行われる大聖堂

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ブリュッセル中央駅から徒歩約5分、グランプラスから徒歩約8分のところに「聖ミッシェル・聖ギュデュル大聖堂 (Cathédrale des Sts Michel et Gudule)」があります。この大聖堂はゴシック様式の建物で、13世紀から建築が始まり、完成までに300年ほどかかったそうです。以前は「教会」でしたが、1962年に「大聖堂」というステータスが与えられたそうです。

この大聖堂では王家の冠婚葬祭が行われる事でも有名で、前国王ボードワン1世の国葬や、1999年にはフィリップ王子(現国王)とマチルド妃の結婚式が執り行われました。

宝物殿やクリプトは別途予約と料金が必要ですが、大聖堂は無料で入場できます。もしミサが行われている場合は、歩きまわらない方が良いので座って。平日は午前7時~午後6時まで入場できますが、午前中はミサが行われています。土曜日は午前8時~午後3時30分で、日曜日は午後2時~午後6時が週末の見学可能時間となっています。

団体観光客は少ないようなので、荘厳な雰囲気漂う大聖堂で、厳かなひとときを体験してみてはいかがでしょうか。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。