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ブリュッセル (ベルギー) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(2人)詳細

Les Galeries Royales Saint Hubert ギャルリー サンチュベール

栗田 路子 (コンサルタント、コーディネーター、通訳、ジャーナリスト)

世界最古の大型ショッピング・アーケードを闊歩する

  • 観光おすすめ
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  • 定番人気

最近の大型ショッピングモールに慣れっこな日本人には「な~んだ」かもしれない。が、しかしだ。想像力を豊かにして、19世紀半ばのブリュッセルにタイムスリップしてほしい。
1847年のこと。パラソルにウエストのきゅっとくびれたドレスという出で立ちの貴婦人たちが、世界初のこのおしゃれな大型ショッピングアーケードのオープニングにヨーロッパ中から馳せ参じた。この明るく、モダンなアーケードをきらきら目を光らせながら闊歩している様子が想像できるかも。

欧州の列強に遅れて1831年に独立したベルギーは、その頃、国威発揚に懸命だった。ブリュッセル市長は、中世以来、生鮮食料品などの青空市場がごちゃごちゃと立っていた旧市街のこのあたり一帯を、整然とした近代都市として再生しようと計画。立ち退きを命じ、最先端の建築家を雇い、当時は新素材であったガラスや鋳鉄を用いて、世に類を見ない大型高級アーケードを作りあげたのだ。

今では、チョコレートやハンドバックなどの王室御用達有名ブランド店が軒を並べるが、手作りの手袋屋さん(Ganterie Italienne)や、伝統的なカフェ(Mokafé)など、古くからのテナントも健在。ヴィクトル・ユーゴー、ルネ・マグリット、カール・マルクスなどが集まっては思想、政治、文化を談義したレストランなども残っていて、今も昔も、「異質なもの受け入れて自由に育む」ブリュッセルらしさが漂う。お店ばかりに気をとられそうだが、ここには当時オペレッタを上演したあまりにも美しい小劇場や、厳選した名映画を上映することで知られる映画館、写真展覧会場やミュージアムもあれば、世界一美しいと称えられる書店もある。上階はもともとアパートとして作られ、今では事務所やB&Bなどにも使われ、地階はちょっと不思議なパーティー空間にもなっている。こんなに面白いベルギー近代文化史の宝庫をお土産ショッピングだけで通り過ごしてはもったいない。

BEL2 (ベルギー情報サイト 運営スタッフ)

アール・ヌ‐ヴォー建築のアーケード

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ブリュッセル中央駅からもフランプラスからも徒歩約5分の所に、「ギャルリー サンチュベール(Galeries St-Hubert)」というアールヌーヴォー建築のアーケードがあります。1847年に造られたこのアーケードには、ブティックやカフェやチョコレートショップが並んでいます。やはり何と言っても素晴らしいのはアールヌーヴォー建築。普通の商店街とは全く違い、お店だけでなく壁から天井から眺めて歩いてしまうアーケードです。通路にテーブルを出しているカフェでお茶しながら建築物や行き交う人を眺めるのも良いですね。

チョコレートショップをはしご出来るのもこの場所。ノイハウス、ゴディバ、メリー、レオニダスなど、ベルギーチョコレートでお馴染のお店がここにあります。また、高級ブティックやジュエリーショップなどもあるので、ウィンドウショッピングをして歩くのも楽しい場所です。

クリスマスなどの季節のイベントに合わせてデコレーションが変わるので、これも楽しみのひとつ。チョコレートショップなどのショーウィンドウのディスプレーも、イースターやバレンタインなどで変わるので、行くたびに変化があり楽しいです。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。