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ブリュッセル (ベルギー) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(2人)詳細

Bois de la Cambre カンブルの森

栗田 路子 (コンサルタント、コーディネーター、通訳、ジャーナリスト)

買い物も観光もイヤになったら、広大な自然はすぐそこ

  • 自然散策おすすめ
  • 穴場
  • 地元っ子に人気

ブリュッセルの良さのひとつは自然がすぐそばにあること。市民ひとりあたりの緑地面積は、世界の都市でも有数とか。旧市街の中心にも、いくつかの小奇麗な緑地帯があるが、ほんの少し郊外へ向かうと、びっくりするほど広々とした手入れの行き届いた森林公園があり、アクセスも悪くない。

ショッピング街のルイーズ通りを進めば「カンブルの森」に突き当たる。英国式庭園として設計されたのは19世紀半ば。70年代、指定公園として市が整備し、名実ともに市民の憩いの場となっている。晴れた日の昼下がり、ふらりと訪れてほしい。大都市至近とは思えない広大な芝生、いくつもの池、森林が目の前に広がる。乳母車を押す子供連れが、ティーンエージャーのグループが、仲良しカップルが、犬とジョギングする人々が、思い思いに自然を謳歌する。池に浮かぶ島には、ロビンソンの小屋(Chalet de Robinson)と呼ばれるログハウスのレストランがあり、暖かい季節にはテラスに広げられた心地よい席で食事やおやつが楽しめる。レストランへは電動の渡し船。往復1人1EURかかるが、帰りには船頭さんがキャンディをサービスしてくれる。広い公園内には、ワッフルやアイスクリームのミニヴァンも出るし、周辺には他にもいくつかの素敵なレストランやカフェがある。

この広大な公園には、一方通行の道路が八の字に通過していて、平日朝夕のラッシュ時には相当な交通量がある。でも、週末は通行止め。この八の字道路を、自転車、スケボー、ローラーブレードなどが快走し、森林には、持ち込んだ馬で散策する人々が集う。所狭しとビニールシートを広げて、お弁当をほおばる人々の姿は見かけない。それより、スポーツや大きな散歩がベルギー流。イースターには卵さがし、夏にはコンサートなど催し物も盛りだくさんだ。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。