Sercotel Palacio De Los Gamboa セルコテル パラシオ デ ロス ガンボア

グラナダで、もっとも有名な観光スポットといわれる、｢アルハンブラ宮殿｣から歩いて２０分ほどの場所にあるホテル。観光客で常に賑わう市内から、主要観光地を巡るための観光バスの発着所が、300メートルほどの場所にあるため、観光地へのアクセスが良いホテルでもあります。

4ツ星ながら、一泊53ユーロからとリーズナブルなのはもちろん、クラシックなインテリアが美しい各客室には、24時間無料WiFi、エアコン、液晶テレビ(衛星放送受信可)、ミニ・バー、シャワー付きバスが完備されていますので満足度も高いでしょう。内装はクリーム色、そして外装は周囲の風景に見事に溶け込むブラウン系で統一され、インテリアも優雅で独特な雰囲気をかもし出していると評判です。また、朝食はスペインならではのスイートなパンからフルーツやデザートまで豊富にそろったビュッフェで楽しめます。特にパンは焼きたてなので、トライしてみて下さい。

ホテルの周辺にはスペイン料理やタパスをはじめとする美味しい料理を出すレストランがたくさんありますので、南スペイン・アンダルシアならではのグルメを楽しんでください。

建物の起源は17世紀に遡るお屋敷で、その情緒を特に受付ホール（本来は中庭であったもの）に残しています。もとのオーナーが美術収集家だったので、古い建築パーツがうまく活かされていて、受付の横の漆喰細工のアーチや、ホールからレストランに向かうところのガラス扉、受付のカウンターまで、古い教会やお屋敷から運び込まれてきたものです。

古いお屋敷を改装したホテルは近年の流行で、グラナダにも多くありますが、いくつかは、インフラ面での改装が十分でなく、残念ながら、防音や断熱に問題があることも少なくありません。また、ホテル業界の専門家が経営していないケースがほとんどなので、ソフト面での物足りなさを感じることもあります（もっとも中には、逆に良い意味での素人さが家庭的なホスピタリティーに繋がっていることもあるのですが）。その意味では、このホテルは、定評のあるホテルチェーンが提供する、基本的な部分での失敗がないホテルと言えるでしょう。

市役所から徒歩1分の、町の中心部にありながら、周囲の交通の激しい通りがないせいで、夜はまるで郊外にいるかのような静けさです。もっとも、夏場の週末などの町の中心部は、窓を開けていても静かということもありませんが、通りの車の音に悩まされることは、まずないでしょう。