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グラナダ (スペイン) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(2人)詳細

Cathedral and Royal Chapel (Capilla Real) 王室礼拝堂

ベルナルド・タカハシ (旅行コーディネーター)

時代の荒波を乗り越えた王たちの霊廟

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カトリック両王が王家の墓所として建築を命じたもので、女王イサベル1世が亡くなった翌年、1505年に工事が始まり、孫のカルロス1世の時代、1517年に完成しています。

イサベル1世は遺言で、「誰も自分のために喪服を着てはならず、盛大な葬儀も行ってはならず、また、立派な墓所を造ってはならない。そのようなお金があれば、貧しい教会に寄付すること」と命じ、遺体はグラナダにすぐに移送することを命じました。その結果造られたこの王室礼拝堂は、孫のカルロス1世にしてみると、祖父母の偉大な業績からしてあまりに質素に思えたそうです。

内部中央には2つの墳墓があります。入口側から見て右側の低い方がカトリック両王の墳墓で、左側の高い方が、彼らの娘のフアナと、その夫のフィリップの墳墓です。地下に降りると、この4人の棺と共に、幼くして亡くなったカトリック両王の孫のミゲル王子(カトリック両王の長女イサベルとポルトガル王マヌエル1世の間の子)の棺が安置されています。

奥の部屋には、イサベル1世の王冠や王笏や、夫のフェルナンド王の使っていた剣があり、王家のコレクションであったフランドルやイタリアの絵画も展示されていますが、このモニュメントはやはり、芸術的価値よりも、むしろ歴史的価値に興味を持つ方にとって、より魅力的だと思われます。カトリック両王がレコンキスタを終えて国土を統一し、コロンブスの航海に出資して新大陸の植民地化が始まったこと、フアナと夫のフィリップとの愛憎、ミゲル王子が夭折していなければ、ポルトガルとスペインが一つの国家になっていたであろうことなど、スペインが中世から近代に移る過渡期の時代の証人たちの墓所として見ると、より一層その重みが感じられるモニュメントです。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。