Vietnam Museum of Ethnology ハノイ民族学博物館

ベトナム土産で人気なのがベトナム雑貨ですね。その中でも鮮やかな色糸で刺繍を施されたバッグや小物。これらはベトナムに住む少数民族の人たちの手作りのものが多いです。ベトナム全土には合わせて54の民族が住んでおり、その内約9割を占めるのがキン族（ベト族とも）。そして、残る53の民族が少数民族となります。ベトナムに住む民族を紹介した博物館がここです。むずかしいことは抜きにして、ベトナムのめずらしい民族文化を見てみるのも一興です。白い2階建ての建物が展示館です。入口に入ると吹き抜けになって、ゆったりした作りになっています。日本語のパンフレットも用意されています。入ってすぐはキン族の生活を紹介するゾーン。祭事の華やかな衣装や民具など展示しています。次が少数民族の紹介ゾーン。ベトナム北西部に住むムオン族、トー族、チュット族の生活の展示です。興味深いのが、ムオン族のお葬式の様子を人形で再現たもの。ちょっと不気味です。
2階展示エリアではさらに多くの少数民族の生活が展示されています。タイ族やモン族、ザオ族の風俗が紹介されています。パネルに民族の名称と住む地域が示されています。屋外展示も充実してます。毎週末には野外の池で水上人形劇の上演が行われています（無料）。ベトナム各地の民族伝統家屋も移築されており、実際に中に入れます。最後に出口のそばにあるお土産店「クラフト・リンク」は、品ぞろえも豊富で値段も良心的でぼられる心配もありません。市内中心部から少し西にはずれていて、ホアンキエム湖からタクシーで20分ほど（料金は10万ドン以内）です。ベトナムの伝統的な民族文化を知ることもハノイ観光の楽しみですね。
※入場料　4万ドン。 カメラ持込みの場合、追加料金が別途5万ドンかかる。