デザインディストリクトというのは、デザインに関係するミュージアムやショップ、ギャラリーやカフェなどが集まっているエリアのことを総称した名称で、今やヘルシンキの街のいたるところに広がっていいます。プナヴオリ、ウッランリンナ、カールティンカウプンキ、カンピ、クルーヌハカなどの地区がデザインディストリクトに特定されていて、デザインディストリクトの白黒ステッカーが貼られたショップやカフェが目印です。ただし、きっちりとどこからどこまでと指定されているわけではないので、ぶらぶらと店やカフェに立ち寄りながら楽しむといいでしょう。
はじめてのヘルシンキ旅行なら、元祖デザインディストリクトがおすすめです。スタート地点は分かりやすくて勉強になるデザイン博物館です。ここで、フィンランドデザインの基礎知識や歴史、デザインとは何か?などを予習してから散策をはじめれば、今まで気が付かなかったデザインに出会うチャンスが増えるかもしれません。博物館ではデザインショップもお忘れなく。小さな店ですが、フィンランドデザインの宝庫のひとつです。
デザインショップが立ち並んでいるのは、デザイン博物館の西、南北ににのびるFredrikinkatuや、Fredrikinkatuと交差して東西にのびるUudenmaankatu、Fredrikinkatu通りと並行するAnnankatuやYrjönkatuの通り沿いで、ラッピングペーパーなど可愛い紙雑貨がいろいろ揃うペーパー・ショップもFredrikinkatu沿いにあります。このエリアだけなら、どこからも徒歩でアクセスできるうえ、あまり広くないので3時間で制覇できます。
カールティンカウプンキは、エスプラナーディ公園の南にひろがるエリアですから、エスプラナーディ公園散策とマーケット広場観光にプラスしてもいいですし、デザイン美術館から北上して訪れることもできます。
カンピ駅のあるカンピ地区にはHAM(ヘルシンキ市立博物館)があります。ここはムーミンの作家、トーベ・ヤンソンの作品がたくさん展示されているので、トーベファンにとってはたまらない博物館です。また、カンピ駅から直結しているカンピセンターには、マリメッコやイッタラもあります。
さらに、ヘルシンキ大聖堂の南東が、クルーヌハカ地区で、ここも最近はデザインディストリクトに特定されています。広場に面したAleksanterinkatu沿いには小さなショップやカフェが立ち並んでいます。
デザイン博物館はトラム10番Johanneskyrkan下車すぐ。それぞれのエリアともエスプラナーディ公園を起点して徒歩圏内です。
Design District デザイン ディストリクト
デザインショップやカフェめぐりが楽しめるエリア
- 投稿日2019/05/27
認定ショップ急増で地域も拡大の一途
- 投稿日2015/03/23
デザイン探索がフィンランド旅行の重点目的になって久しいが、そうした傾向を反映してヘルシンキの中心部にデザイン地区(Design District)と呼ばれるエリアが2005年に誕生した。地元のクリエイティブ産業の有志とヘルシンキ観光局が協力してデザイン地区協会を発足。ヘルシンキ自体をデザインに特化した街にするためのプロジェクトだ。
デザイン地区にふさわしい水準に達していれば認定店として登録され、特製地図やウェブサイトで紹介される。定期的なイベントへの参加資格も与えられるので、店舗のメリットは大きい。一方、各種ショップが売り上げを伸ばせば地区は潤い、ヘルシンキ市の観光客誘致につながるという相乗効果がある。
プロジェクトの始動当初は、エスプラナーデ公園から南西方向に協会認定のデザインショップが散在する程度だったが、今では加盟店は200に迫り、その対象はブティック、キッチン用品店、アンティークショップ、衣料品店、カフェ、ホテル、マスメディアなど、分野も広がった。それだけショップオーナーの“デザイン地区ブランド”への関心が高いことを示していおり、いまでは南部ヘルシンキすべてに認定店があるといっても過言ではない。
そのため、デザイン地区認定店があるからといって、その場所が「デザイン地区」と呼ぶにふさわしいかどうかは別問題である。
デザイン地区発祥の地を味わいたいなら、エロッタヤ(Erottaja)に行こう。マンネルヘイム通りを南下。ストックマンデパートから徒歩5分ほど離れた地域の名前だ。協会本部もここにあることから、現在でも一応、デザイン地区の中心部とされている。小公園をスタート地点にして、小規模な「隠れた名店」を探りだす楽しさがある。どの認定ショップにも全加盟店を掲載した地図が置かれているので、それを手掛かりに好みの店をはしごすればいい。
フィニッシュアートを肌で感じる流行最先端区
- 投稿日2015/03/23
デザインディストリクトとは、デザインディストリクト協会によってフィンランドデザインの発信地として認定されたデザイン、アンティーク、アトリエ、飲食店、ホテルなどが集まるエリアの総称。
このエリアでは定期的に「Late Night Shopping」という、深夜までショッピング出来るイベントを開催したり、ウェブサイトで「メンズ向けショッピングツアー」や「長く着れるモード服のススメ」「ヘルシンキの中心地でオーガニック・地場産業に着目した商品が変えるお店」など、テーマに沿って色々と紹介されており、毎週金曜日には約2時間半のウォーキングツアーも行っています。
個性的で見るだけで楽しい店もたくさんあるので、ファッション・ショッピング好きならここで1日過ごせてしまうユニークなエリアです。
特にこのエリアで注目したいのは、日本でもお馴染みのイヴァナ・ヘルシンキIvana Helsinki Uudenmaankatu 15の路面店やフィンランドで人気のスポーツメーカー・カルフKarhuのコンセプトショップMannerheimintie 22-24、女性向けのモードな服から可愛い子供服と、ベトナム風生春巻きが人気の店が一緒になったNudge & RullaYrjönkatu 30などは外せない。
レストラン・カフェはいつも予約でいっぱい、地元の食材にこだわり美味しいサパスと呼ばれるフィンランド風タパスを提供するKEITTIÖ & BAARI JUURIKorkeavuorenkatu 27でのディナーは特におススメ。
カフェ好きには、オーガニックにこだわったSIS. DELI + CAFE Korkeavuorenkatu 6での落ち着いたカフェタイムもおススメ。
【行き方】
エロッタヤ地区にあるデザイン協会を中心に約200店舗が加盟している為、広範囲に渡る。
事前にホームページより地図http://www.designdistrict.fi/mapを入手するか、観光案内所で配布されている地図を利用すると探し易い。
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ジャンル散策路・道
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エリアヘルシンキ
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住所
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アクセスデザイン ディストリクトの中心部、デザイン博物館(Design museum)まで
トラム10番線 Johanneksenkirkko(ヨハンネクセンキルッコ)駅下車 徒歩1分 -
電話番号+358-8-44 9880168
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営業時間詳細は公式サイトを参照
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定休日詳細は公式サイトを参照
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公式サイト
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
デザイン ディストリクト周辺のおすすめ観光スポット
- デザイン博物館
- エスプラナーディ公園
- ウルヨンカトゥ公共プール
- アテネウム美術館
- マーケット広場
- クリスマス・マーケット(ヘルシンキ元老院広場)
- カンピチャペル
- ヘルシンキ大聖堂
- アモス・レックス
- アッラス・シー・プール





