Allas Sea Pool アッラス・シー・プール

ヘルシンキ観光で外せないスポットの一つでもあるマーケット広場横に、2016年にオープンしたプール、
サウナなど楽しめるスパ施設がこのAllas SeaPool（アッラス・シー・プール）。
サウナとプールが楽しめて、フィンランドの旅番組等テレビなどでよく見かける、サウナの後に湖へ飛び込む、、
ではなくここでは海へそのままドボン！ができちゃうなんともワイルドなアイディアのサウナです。

しかも一年中利用可能。んん？？一年中？と驚いた方もいるかもしれませんが、そうです。冬の、マイナス20度の氷点下の日でも営業しております。
つまり、冬の間は寒中水泳も楽しめてしまう、ということ。思わず、ひぇ〜！と悲鳴をあげてしまいたくなりますが、それが冬の間も人気なんです。
フィンランドサウナの特徴は、ロウリュと言われるスチーム（蒸気で）体を温め、
身体が火照ってきたら外に出て冷たい空気で体を冷やしたり、水に浸かって体を冷やします。
それを2回、3回、、と繰り返してそろそろかな、と思う頃にサウナを後にし、最後に体を洗って終了、というのがフィンランド式の一般的なサウナの流れです。

そのスタイルは一年中変わらず。夏でも海の水温は15度程度で、冬の間（早い場合は12月半ばくらいから）はヘルシンキでも海に少しずつ薄く氷が張っていき、
1月後半くらいからは陸側から凍った海の上を散歩できるまで、厚い氷が水面を覆います。
そんな寒空の下、アッラスシープールに行く前まではサウナの後に泳ぐ人たちを見ていると、まるで世界一のアスリートを見ているような、
自分とは違う人という感覚で傍観していたのですが、いざ経験してしまうと、不思議なことに一緒になって寒中水泳を楽しんでいるに違いありません。

アッラスシープールでは、サウナは男女別に分かれているサウナと混浴のサウナがあるので、男女のカップル、友達同士、
またはファミリーで来ても一緒にサウナを楽しめます。

一年を通して人気なのはやはりフィンランドの子供達が夏休みの時期。
6月〜8月の、特に晴れて気温の高い日はオープン直後から夕方まで、一日中たくさんの人たちで賑わいます。
プールは大人向けの水温27度の温水プール、子供用の浅いプール（冬の間は利用不可）、海水プール（囲いあり）の三種類。
特に夏の間の子供向けプールは、利用客でいっぱいになる日も。一年中人気で、多い日には冬でも1日800人もの利用者がいるそうです。

入場料は大人（12歳以上）14ユーロ、子供（3歳〜12歳）7ユーロ、シニア9.50ユーロ。
タオルレンタル8.5ユーロ、バスローブ10ユーロ、サンダル5ユーロ、水着は110センチ以上から13.50ユーロでレンタル可能。
入場料を払う際、荷物を預けるロッカーの鍵を3ユーロのデポジットでもらいます。利用客が多い日は空いているロッカーを探すのも一苦労なので、ご注意ください。

サウナ施設に入ってしまうと販売機などがなく、少し不便に感じたので、あらかじめペットボトルのお水や飲み物などを持って行くことをお勧めします。
ただし、アッラスシープールではアルコール飲料の持ち込みは禁止されているのでご注意ください。

対応言語は現地語（フィンランド語・スウェーデン語）、英語での対応になりますが、ロッカーの使い方など丁寧に教えてくれますよ。

滞在時間の目安は約2時間〜3時間ほど。支払いには現金の他、ビザ、マスター、アメリカンエクスプレスの利用が可能です。
行き方はトラム4、5番Ritarihuone（リタリフオネ）駅下車徒歩4分。
ヘルシンキの中心で、フィンランドサウナを堪能してください。