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ヘルシンキ (フィンランド) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(6人)詳細

Lammassaari ランマスサーリ

上原 朋子 (旅行コーディネーター、シェフ)

首都ヘルシンキに浮かぶ、自然あふれる野鳥の楽園

  • 散歩おすすめ
  • 穴場
  • 地元っ子に人気

フィンランドに来ると、なんだか日本よりも空気がきれいな気がしませんか?
それもそのはず、「森と湖の国」と表現されるだけあり、なんと国土の8割が森に囲まれているのです。

当のフィンランド人たちも、森へ出かけるのが大好き。

道端の雪が溶けるのを見ては春を感じ、
緑が青々と茂る夏に森で太陽を浴び、
実りの秋にはベリーやきのこを摘みに出かけ、
寒い冬は黙々とスキーやお散歩。

首都・ヘルシンキにも、ランマスサーリと呼ばれる自然保護区があり、アラビアアウトレットモールから徒歩10分ほどに歩くと小さな湾が見えます。

釣りをしている人やピクニック、そして雪解けの時期にはカヌーをしている人の姿もあり、アクティビティは豊富。

その湾から橋で渡って行く半島こそがランマスサーリ。
そこでは毎年たくさんの野鳥がやってくるので、ヘルシンキのバードウォッチャーたちはそこへ足を運びます。
バードウォッチングに欠かせないやぐらを見かける事も出来、自由に利用してよいのです。

もはや自然が日常からかけ離れている私たちにとって、これはちょっとした冒険!
そして、ランマスサーリとは日本語では「ひつじ島」の事。
その名の通り、島には10数頭の羊たちが住んでいて、島の真ん中には小さな小屋もあります。

実は筆者、こちらで宿泊した事がありますが、羊のお世話をしたりサウナに入ったり、ヘルシンキにいながら自然が満喫出来て、とても楽しかったです。

ここはヘルシンキでも自然を満喫したいあなたにぴったり!
ピクニック感覚でお出かけできるのもいいですよね。

みなさんもサンドイッチを片手に、プチ冒険へ出かけましょう。


【行き方】
トラム6・6T・8番 Arabiankatu 下車。徒歩10分。
Vanhakaupunginlahti より橋を渡ってすぐ。

栗原 薫 (現地旅行会社統括部長、ジャーナリスト)

手軽に自然とたわむれたい人に

  • 散歩おすすめ
  • 穴場

 ヘルシンキを基点としたハイキングコースといえば隣町のヌークシオ国立公園が名高いが、実はヘルシンキ市内にも大自然に浸れるエリアがある。それがここに紹介するランマスサーリ(Lammassaari)だ。中央駅からバスに乗れば、わずか25分でハイキングのスタート地点に立てる。限られた時間内にフィンランドの自然も少し味わいたい、という人におススメだ。
 広大な草原、豊富な森林が鳥たちの安全な棲家となり、キジ、フクロウ、ライチョウといった希少な鳥類も観察できる。バードウォッチャーに人気の高いエリアであり、野鳥観察塔も整備されている。また。ヴァンター川とヘルシンキ湾が交わる汽水域(淡水と海水の交わる区域)には魚も豊富で、釣り人も集う。

 ランマスサーリを中心とした3平方キロメートルの区域は自然保護地区に指定されているため、行動には一定の規制が加えられている。森林内は所定の小道を、湿地帯では木道上を歩かなければならないし、焚火やキャンプは禁止。このほか、個人の別荘も多いのでプライバシーの侵害には気をつけたい。「Yksityisalue」という表記があったら、そこは個人の土地なので入らないこと。
 この点にだけ気をつければ、気持ちのよい森林浴が楽しめる。全行程にわたって平坦な道のりなので、文字通りに万人向け。一般コースは入口から海辺までを往復することになるが、のんびり歩いて2時間ほど。

行き方:中央駅・東側から68・71・74バス乗車。20分ほどでアラビア工場を通り過ぎるので、その辺から周囲に気を配ろう。運河に沿って数分で右折。川を渡りきってから最初の停留所(Viikinranta)で下車。右折後400メートルほどの距離だ。停留所からは最初の道を右折(南下)。住宅街を抜け、レストラン(Koskenranta)を超えて池のほとりを過ぎればハイキングコースの入口。Lammassaariと記した道しるべも随所にあるので迷うことはない。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。