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ヘルシンキ (フィンランド) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(6人)詳細

Sauna Hermanni サウナ・ヘルマンニ

上原 朋子 (旅行コーディネーター、シェフ)

昔ながらの公衆サウナ。フィンランドらしいのんびりしたサウナタイムを過ごしたいなら、是非ここへ。

  • サウナおすすめ
  • 穴場
  • 地元っ子に人気

フィンランドと言えばサウナで有名ですね。フィンランドでは昔、サウナで出産し、病気の人はサウナで看病し、
人が亡くなったらお葬式の直前までサウナで遺体を保管し…まさに生まれたばかりの赤ん坊から人が亡くなるまで、人々の生活に密接に関わっていました。
1950〜60年代にかけて、フィンランドの一般家庭でのシャワーの普及率は低く、公衆サウナがシャワーの代わりでした。

フィンランドサウナは日本の銭湯と同じような感覚で使われています。
仕事が終わり家で一息した後、湯船に使って温まりながら1日の疲れを取るのと同様、フィンランドの人はサウナへ行って1日の疲れをほぐすのですね。
その後一般家庭へのシャワーの普及と共に公衆サウナは減少し、通りに一軒必ずあったと言われる公衆サウナも、現在では数えるほどになってしまいました。
今回紹介するサウナ・ヘルマンニはヘルシンキのヘルマンニ地区にあることからこの名前が付き、1953年に創業を開始しました。

一般的な公衆サウナ同様、女性サウナと男性サウナに分かれていて、入場料は大人12ユーロ、シニア・学生8ユーロ、12歳以下の子供は入場無料。
タオルも2ユーロで貸し出ししています。客層は30〜60代の方がほとんどだそうですが、一番若いお客さんは1歳、一番年配のお客さんはなんと90歳。
幅広い年齢の方に愛されているのですね。お客さんの多くはご近所に住む人々で、皆さん常連さんだそう。

アットホームな雰囲気で、サウナで火照った身体を冷やすために中庭にいる時も、世間話をしたり冗談を言い合ったり、
サウナが社交の場になっているんだな、という印象を受けました。
フィンランドのサウナは日本の銭湯のようなもので、サウナでの一般的な過ごし方は、
入る前に少し身体を水で流して(そうすると肌が急に熱されないので、ゆっくりと身体を温めることができる)サウナの中へ行きます。

こちらも日本の銭湯と同様、裸で行くのですが、裸で行くのが少し苦手な方や、
手術の跡が気になるという方はバスタオルを身体に巻いて行くといいかもしれませんね。
一般的な公衆サウナでは男女混合サウナでない限り、水着でサウナに行くのはほとんどの場所で禁止されているのでご注意ください。

サウナの中では専用のシートを敷いたり、忘れてしまった場合はタオルを敷いたりします。
通常は専用シートが更衣室に用意されているので自分で用意する必要はありませんが、
時々シートがない場合などもあるのでその時はお店の人に尋ねてみるといいでしょう。
熱したサウナストーンに水をかけスチームを発生させるフィンランド式サウナ、ロウリュを楽しみ、
体が熱くなって来たな、と思ったらサウナから出て身体を冷やします。

常連さんはビールやシードルを1〜2本(子供なら缶ジュース1本)持参し、休憩時に飲みながら周りの人と世間話をしたりするそう。
ローカル感を楽しみたかったら飲み物は持参するのがおすすめとのことです。

サウナ・ヘルマンニでは、バルトニシンを乗せたオープンサンドイッチやソーセージなどの軽食も購入でき、お値段は5ユーロ前後。
お客さんの平均的なサウナ滞在時間は2時間〜3時間だそうで、皆さん本当にのんびりサウナを楽しんでいるが伝わって来ます。
サウナ・ヘルマンニでは週末を利用して50年代に流行った曲をかけるオールドスクールイベントや、
ディスコイベントなども定期的に開催しているそうなので、週末に訪れてみるのもオススメです。

支払いは現金のほか、ビザカードの利用が可能。受付では英語で優しく対応してくれます。
行き方はトラム6/6T、8番 Hauhon Puisto駅下車、徒歩1分。ヘルシンキの住宅街にあります。

2018/11訪問
  • ジャンル
    ヘルス・ビューティー
  • エリア
    ヘルシンキ
  • 住所
  • アクセス
    Sornas駅から徒歩約10分
  • 電話番号
    +358-9-7012424
  • 営業時間
    [月-金]15:00-20:00 [土]14:00-19:00
  • 定休日
    日曜日
  • 予算
    大人 12ユーロ
    学生 8ユーロ
    子供(15歳以下) 無料
  • 公式サイト
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。