Old House of Tan Ky タンキーの家（進記家）

200年ほど前に建てられたホイアンの代表的な旧家の造りが特徴の、
1985年には文化省から文化遺産としての登録を受けている国の重要文化財です。

香料の貿易で財を成した商人の家で、入り口が狭く奥まで続く鰻の寝床式の家屋に、
日本と中国の建築様式が巧みに調和されています。

家には今も7代目が暮らしています。
基盤となる柱ら梁は日本式、中庭があるところや豪奢な内装は中国式です。
柱に描かれている飾り文字や調度品は一見古く見えますが、近くで見るととても美しいのです。

1階の壁には、過去に洪水で水に浸かった線いくつもできています。
中には天井近くまで浸水した痕跡もあります。
ホイアンは度々洪水の被害に遭うため、川に近い家は大抵2階建てで同じような作りになっています。
さらに洪水による物資の被害を避ける為に、天井には格子窓が取り付けられ、
洪水の際に、2階に荷物を運びあげることができるような構造になっています。

見学は1階部分のみ。 日本語で説明された案内が用意されています。

入館時間：8:00-12:00、13:30-17:30
入場料：旧市街入場券VND12万ドンについている5枚綴りの共通チケットを利用