「陳祠堂」は、ホイアン旧市街にある古い建物のひとつ。
200年以上前に建てられた、グエン王朝の官吏(役人)の祠堂(祖先を祀る堂)。
中庭と祠堂があるが、周りは壁に囲まれていて入口は小さく、
住所と地図を頼りにくれぐれも見逃さないよう注意してほしい。
祠堂の入口に足を踏み入れると、ベトナムの民族衣装であるアオザイを着た女性がお出迎え。
こちらは、官吏の子孫に当たる女性で、少し入り組んだ建物内を英語の解説付きで案内してくれる。
祠堂は、日本・中国・ベトナムの建築様式が融合した建物で、
ホイアンの古い建物全体にも同じことが言えるが、その特徴がとくに色濃く出ていると言えるだろう。
入ってすぐの部屋には壁に先祖の絵が掲げられており、
その前には中華らしい彫刻が施されたテーブルとイスが並んである。
ちょうど夕暮れ前のためか、窓から入る西日が美しく、断りを得た上でイスに座ってみた。
200年前も建物の主もこうして座っていたのかと思うと、感慨深い。
その先には立派な祭壇があり、さらに抜けると一族で受け継いでいるのであろう調度品の数々が見られる。
物によっては簡単に触れられるが、そのような状態の物なら触れても何も言われない。
サビついた貨幣を手にして、これがまだ流通していた時代に思いを馳せる。
入場にはチケットが必要、売り場にて5枚つづり8万ドン(執筆時点で450円程度)で購入しよう。
The Tran Family Home and Chapel 陳祠堂 (チャン家の祠堂)
200年を経て子孫が守る、当時の役人の祠堂
- 投稿日2015/11/05
- 更新日2015/12/01
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ジャンルその他建造物
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エリアホイアン シティ センター
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住所
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アクセスホイアン旧市街・来遠橋 (日本橋)から徒歩で約5分
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電話番号+84-235-3861723
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営業時間8:00‐17:30
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定休日無休
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予算共通チケット 120,000ドン
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