Chachawan チャチャワン

香港はエスニックレストランのレベルがとても高く、中華料理よりもむしろ最もハズレがなく美味しくいただけるのはタイ料理だといっても過言ではないほど。
庶民的な屋台料理を提供するお店から、
ラグジュアリーなタイクイジーンまで様々なレストランが揃っています。そんな数多あるタイ料理屋の中で
自信を持っておすすめしたいのが、タイの東北部“イサーン料理”に特化したレストラン、「Chachawan」。

香港に来てまでタイ料理？と侮るなかれ！！「208 Duecento Otto」 、「22 Ships」 、「 Duddell’s」など
数々のトレンド店を生み出した抜群のセンスをもつ女性オーナーYenn Wong氏と、
バンコクの有名ミシュラン店「Nahm」で修行を積んだ若き天才シェフAdam Cliff氏がコラボしたお店で
オープンから3年経った現在も外にまで人だかりができるほどの盛況ぶり。

インテリアはアジアンとインダストリアルをミックスしたような洗練されたクールなデザイン。
しかもデザイナーをいっさい雇わず自分たちで作り出したというのだから驚き。

お料理は、何を食べても間違いないのですが、私自身が毎回頼んでしまう人気メニューをご紹介。
イサーン料理の名物、Larp Moo(ラープムー／豚のミンチサラダ)は、たっぷりのハーブ、
唐辛子、ナンプラー、ライム、煎り米粉で味つけられたスパイシーな豚ひき肉を、添えられたレタスといっしょに。
独特の食欲をそそる香りと、容赦ない本格的な辛さがあとひく旨さ。

Khor Moo Yung(コームーヤーン／豚の喉肉の炭火焼)は、こりこりとした歯ごたえのある食感で、
炭火の香ばしい香りとほどよく脂がのったジューシーなお肉が奥深い味わいでビールのおつまみにもぴったり！

Som Dtum Moo Grop(ソムタムムーグローブ／豚肉のカリカリ揚げと青パパイヤのサラダ)は、
ソムタム(青パパイヤのサラダ)に私の大好物でもあるムーグローブ(豚肉のカリカリ揚げ)が組み合わさったお料理。
通常、カナー(ガイラン)との炒め物に使われるムーグローブを、ソムタムと合体させるとは！想像以上に相性が良く絶品！

そして、デザートのオーダーもお忘れなく。
一押しはタイの屋台で売られているローカルおやつRoti Gluay(ロティグルアイ／バナナクレープ)。
まさか香港でこんなおいしいロティに出会えるとは思っても見なかったので感動！必食です！！

上環のA2出口から徒歩7分。ディナーの予算は1人400ドル程度。
予約は受け付けていないので、早めの来店がおすすめです。