日本を始め、世界中を旅し、数々のロマン小説を書いたフランス人作家、ピエール・ロティ。
19世紀初期、彼は頻繁にイスタンブールを訪れては、もともとこの地にあった、
茶屋「ラビア・カドゥン・カフェス」に来て、執筆を続けていました。
彼の名を世に知らしめた「アジヤデ」はこの地で制作されたものといわれています。
叙情作家が愛してやまなかった景色は、遠くガラタ塔のある新市街、
金閣湾をはさんで右手に旧市街が広がるイスタンブールらしい風景で、
いつまでも眺めていたいほどです。
茶屋で一番お勧めなのはトルココーヒーです。
挽きたての芳しい香りが旅の疲れを一気に癒してくれます。
飲んだ後は、コーヒーカップを逆さにしてソーサーのうえにおき、
トルココーヒー占いをしてみてはいかが?
イスタンブール市内のボスフォラス海峡を見渡すレストランだと、チャイなら4~5TLは当たり前。
それを考えると、この絶景で、チャイ2.60TL、トルココーヒー5.20TLはかなり良心的だといえます。
茶屋は、基本的にチャイやトルココーヒーといった飲み物しかありませんが、
朝ごはんや軽食類がいただけるレストランやホテルも隣接しているので、
お腹が空いたら、そちらを利用してみてもいいですね。
個人的も、隣接のレストランでの朝ごはんはおすすめです。
トルコ人は、休日に朝遅く起きて、チャイを飲みながらのんびりと朝ごはんをする習慣があります。
忙しい観光の合間に、一日だけは、朝早く起きてせかせか観光に出かけることなく、
のんびりとトルコ風の朝ごはんを楽しんでみてはいかがでしょうか?
朝ごはんは、オリーブやチーズ類、ジャム類、野菜、ゆで卵、ハムなどが、
ワンプレートになったものがあり、パンとチャイ2杯がついて15TLトルコリラ)。
ホテルではブッフェスタイルの朝ごはんもいただけますが、
こっちは朝10時までなので、注意。
金閣湾の絶景とともに、チャイを飲みながら、
ゆったり、そしてまったりとした時間を楽しんでください。
場所はスルタンアフメット地区からタクシーで15分ほど。
ちょっと遠いからなぁと迷っている人は、ぜひとも足を運んでみて。
ガラタ塔を中心とした新市街と歴史地区にあたる旧市街を一望できる数少ない場所であり、
何より芸術家たちの創作意欲を掻き立てるほどの叙情的な風景は、
旅の疲れを癒してくれること間違いなし。
この丘の袂には、エユップ・スルタン・モスクがあるので、こちらを観光してから、
モスク横のケーブルカーで茶屋に行くといいです。
車窓に広がる金閣湾の絶景を眺めながら、約6分ほどで、ピエール・ロティの丘に到着します。
乗車料金は大人3TL。
茶屋には、ピエール・ロティゆかりの資料が展示してあり、
景色とともにそちらもじっくりと観察してみてください。
Pierre Loti Hill ピエール ロティの丘
作家が愛してやまなかった景色を堪能
- 投稿日2015/02/25
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ジャンル木・巨樹
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エリアイスタンブール
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住所
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アクセスPierre Loti駅から徒歩約1分
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電話番号+90-212-4971313
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営業時間7:30-23:30
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定休日無休
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公式サイト
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ピエール ロティの丘周辺のおすすめ観光スポット
- カーリエ博物館(コーラ修道院付属ソーテール聖堂)
- イスティクラル通り
- 軍事博物館
- ガラタ・クレシ(ガラタ塔)
- タクシム広場
- スレイマニエ ジャミイ(スレイマニエ モスク)
- リュステム・パシャ・ジャミイ(リュステム・パシャ・モスク)
- ガラタ橋
- ドルマバフチェ宮殿
- チェンベルリタシュ ハマム