1. 旅行比較サイト トラベルコ
  2. 海外旅行
  3. 海外現地クチコミ
  4. イスタンブール(トルコ)観光地
  5. 軍事博物館の現地クチコミ
イスタンブール (トルコ) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(4人)詳細

トルコツボ (ライター、編集、翻訳)

敵軍が恐れおののいたという軍楽隊の演奏は見もの

  • 観光おすすめ
  • 地元っ子に人気

世界屈指の兵力を誇ったオスマン帝国時代の武器や武具から
第一次世界大戦の独立戦争の際使用した兵器まで、
約9000点を展示・保管している国内随一の軍事博物館。

陸軍学校を再利用したらしく、細かく分けられた22の部屋に、テーマに沿って展示されています。
1階ではオスマン・トルコ帝国時代の輝かしい軍事史を紹介したコーナーがあり、
一番の見所は、コスンタンティノープルの陥落を描いたジオラマです。
コンスタンティノープルが防衛のため金角湾に沈めた鎖などが展示してあり、
難攻不落といわれたコンスタンティノープルをどのように攻め入ったのかが、
わかりやすく解説してあります。

2階には第一次大戦の際に起こったトルコの独立戦争で使用された武具や兵器、
実戦で使用したテントなどが展示してあり、
また、ここを卒業したアタトゥルク初代大統領に関する部屋もあります。

【ポイント1】ジオラマで解説!コンスタンティノープルの陥落
陸をテオドジウスの城壁で囲み、金閣湾の入り口に鎖を沈めることで
オスマン・トルコ帝国の侵入を防いだコンスタンティノープルでありますが、
オスマン帝国軍は北側の外陸から油を塗った丸太を敷き詰めて
60隻もの艦隊を金角湾まで運び、最後にはコンスタンティノープルを陥落させました
。いわゆる「オスマン艦隊の山越え」が、ジオラマや展示物でわかりやすく解説されてあります。

【ポイント2】猛々しい軍楽隊の演奏を目の前で
この博物館のもうひとつの目玉として、軍楽隊の演奏(メフテル)があります。
その昔、この楽隊の音を聞くなり、敵陣が恐れおののいたといわれるイェニチェリ軍楽隊。
1993年の博物館の開館とともに復活させ、毎日15~16時の間に二回行われています。
赤いケープを着て剣をまとい、カイゼル髭を蓄えた軍楽隊は、
時間になると館横からラッパの音を鳴り響かせながら登場し、
外の広場で20分ほどの演奏を行います。
軍楽隊の中でもエリートのみが団員になれるということもあり、その演奏は一流で、
外国から呼ばれることも多々あります。
時々、演奏が休みの場合もありますので、事前に電話で確認していったほうがいいかもしれませんね。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。