トルコ共和国の象徴と言えば、ここタクシム広場。
建国から80年以上たっても、
ここは変わらずトルコ人には自由を意味する特別な場所です。
トルコ建国の父アタチュルクと軍人の銅像(共和国モニュメント)が建立され、
今も建国記念日には多くの献花人で一杯になります。
一昨年前の、ゲジ公園(タクシム広場のすぐ横)の
デモ(公園を潰し施設を建てたい行政と、公園のままで存続させたい市民との対立)も、
ここを中心に行われたのは、
この土地がそれだけ、トルコ人にとって、不可侵の特別な場所だったからです。
現在も警備上、
多少警官を見る数は多いかもしれませんが、通常観光には問題ありません。
但し、突発的にデモなどが起こる可能性もないとは言えませんので、
在イスタンブール日本国総領事館などの治安速報を参考になさってください。
イスタンブール一の繁華街のイスティクラル通りの始点にあたり、
ここからイスティクラル通りを通る路面電車の駅もあります。
この路面電車、中は100年前と変わらぬ内装で、とてもレトロで可愛らしいです。
イスティクラル通りの建物は、オスマン帝国の香り漂う旧市街とはまた違い、
ヨーロッパ建築で埋め尽くされています。
その雰囲気はヨーロッパそのもの。
当時の流行がここから発信されたことが見て取れます。
そうしたビルに今はファストファッションの大型店が並んでいるのも時代でしょうか。
あまりにもいつも人が多いので、驚く人もいるようですが、
タクシム広場からイスティクラル通りはいつも深夜まで大賑わいです。
何をするでもなく、ただ、タクシムに行ってぶらぶらする若者も多いのです。
また、夜は裏通りはバーが一杯ありますので、ナイトライフも充実しています。
ショッピングにもグルメにも飽きない場所です。
ここからは注意ですが、
タクシム界隈にはぼったくりバーもありますので気を付けてください。
よくあるパターンとしては、
街中で知り合ったトルコ人に食事やベリーダンスショーに誘われ、
食事やショーなどはその人が払ってくれたりします。
そして、もう一軒行こうと連れて行かれ、
あたかもその連れの人も被害者のように高額な支払いが来て騙し取られます。
実際は、知り合う段階からそう仕組まれているわけです。
巧妙ですので、見極めが難しいところですが、
連れて行かれる時に、タクシーでぐるぐる回って道がわからなくしていたり、
わかりづらい建物にあったりしたら、注意されることをお奨めします。
Taksim Square タクシム広場
イスタンブールっ子にとって特別な広場
- 投稿日2014/09/30
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
タクシム広場周辺のおすすめ観光スポット
- イスティクラル通り
- 軍事博物館
- ドルマバフチェ宮殿
- ガラタ・クレシ(ガラタ塔)
- ガラタ橋
- クズ クレシ(乙女の塔、メイデンズ タワー)
- リュステム・パシャ・ジャミイ(リュステム・パシャ・モスク)
- イスタンブール考古学博物館
- トプカプ宮殿博物館
- スレイマニエ ジャミイ(スレイマニエ モスク)