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イスタンブール (トルコ) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(4人)詳細

河合 亜希子 (トルコ雑貨店運営)

オスマン帝国後期のヨーロッパの影響を受けた白亜の宮殿

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1843年にオスマン帝国31代皇帝アブデュルメジト1世によって建てられた宮殿で、
最後の皇帝メフメト6世が退去するまで、
トプカプ宮殿に変わり王宮として使われました。

その後、トルコ共和国になり、
大統領の執務室として使われトルコ建国の父といわれる
初代大統領アタチュルクはこの宮殿で亡くなりました。

彼が亡くなった9時5分に宮殿の全ての時計は今も止まったままにされています。

オスマン帝国の皇帝が作った宮殿にもかかわらず、
アタチュルクを偲ぶ象徴なっているのが印象的で、
今も、アタチュルクが亡くなった日や、共和国記念日には多くの人が訪れています。


外観は、トプカプ宮殿とは違い、
オスマン様式よりも当時人気だったゴシック様式が目立ちます。
それも時代の流れなのかもしれませんが、
当時オスマン帝国の財政はひっ迫していたにもかかわらず、
西洋文化への憧れか、このような宮殿が作られたのだそうです。

現在、イスタンブールの主要な観光地の一つとなっているわけですが、
オスマン帝国財政の悪化の原因の一端ともなったわけですから、皮肉なものです。

時々、定期船を使うのですがアジア側からヨーロッパ側のカバタシュに戻るときに
海から眺めることができ、その白く佇む美しさは必見!

二つの宮殿に分かれていて、セーラムルックとハレムがあります。
片方のセーラムルックのみなら、30トルコリラ。
両方あわせた入場料は40トルコリラです。
豪華な儀礼の間のあるのは、セーラムルック。
そして、アタチュルクの寝室があるのがハーレム側になりますので、
両方見たい方は共通のチケットを買ってください。

内部もとても豪華で、ヘレケ産の絨毯が敷き詰められ、
バカラの世界最大のシャンデリアが目を惹きます。

残念ながら、内部の撮影はNG。

入場も人数制限がされています(15分毎に40名)ので、
前のグループが出てこないと、 次のグループが入れないようになっています。
ですので、事前に予約されるか、早めに行かれることをお勧めします。

トルコツボ (ライター、編集、翻訳)

絢爛豪華なシャンデリアは必見。初代大統領の終の住処

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ドルマ埋め立て・バフフェ庭園はその名の通り、
海峡の入り江を埋め立てらた庭園であった場所に、
19世紀にアブドゥル・メジド1世の命により1856年に建設された宮殿。

端から端まで600mほどの建物は、
大きくセラムルック挨拶の間、トレン・サロン式典の間、ハレムの間の3つの部門からなり、
パリ・オペラ座を担当したフランス人技師による豪華な内装も見ものです。
1924年まで実際にスルタンたちが居を構えており、
1927~1949年までは大統領官邸として使われました。
1927~1938年にはアタトゥルク初代大統領もイスタンブール滞在の際の邸宅として利用しており、
1938年11月10日、この場所で息を引き取りました。

敷居面積45.000 m²の広大な館内には、44つのホールと245の部屋、6つものハマムがあり、
見学するのに最低2時間はほしいところ。
見学には、英語とトルコ語のガイドがついてまわり、毎30分ごとに20人ほどのグループで出発しています。
見学の後は、宮殿の庭にあるカフェで、ボスフォラス海峡を見ながら、一息ついてもいいでしょう。

【ポイント1】4.5トンもある贅の限りをつくしたシャンデリアは必見!
この宮殿の一番の目玉といえば、アブドゥル・メジド1世がわざわざイギリスで作らせた
重さ4.5トンもあるクリスタルのシャンデリア。
館内随一高い天井の高さ36メートルもある大ホールに神々しくも吊らされてあります。
ホール一面が金箔で埋め尽くされ、目もくらんでしまうほどです。

【ポイント2】初代大統領をしのぶ特別な場所
トルコの独立を指揮し、共和国の立役者となった初代大統領、ムスタファ・ケマル・アタトュルク。
トルコ人にとって、国唯一のヒーローであり、いまだに絶大な尊敬を寄せている人物です。
初代大統領は、執務中にこの官邸内で倒れ、そのまま息を引き取りました。
宮殿内の時計は、大統領が亡くなった1938年11月10日の9時5分で止められています。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。