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イスタンブール (トルコ) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(4人)詳細

河合 亜希子 (トルコ雑貨店運営)

見るものを圧倒する歴史的建造物の博物館

  • 観光おすすめ

旧市街にあるこのアヤソフィア、
正面にはスルタンアフメットモスクが佇む最高の立地にあります。

私は、この二つが向かい合う公園から、アヤソフィアを眺めるのがとても好きです。
この場所が、最もトルコ、イスタンブールを感じさせてくれるからです。

537年、東ローマ帝国の時代に、ギリシャ正教の総本山として建てられました。
ビザンティン建築の最高傑作と評される訳は、
内部に入っていただければ分かるでしょう。
当時の技術の粋を集め作られた大ドームは、
その後、ここを征服したスルタンをも魅了しました。

916年の間教会として使われ、
コンスタンティノープルがイスタンブールとなった後、
482年間モスクとして使われました。

モスクにされるにあたり、内部のモザイクなどは漆喰で塗り固められ、
ながくその存在すら忘れ去られていたといわれます。
オスマン帝国が滅びトルコ共和国になった後、
初代大統領アタチュルクにより、博物館として公開されました。

それまでは、モスクとして使われていましたが、
教会とモスク、どちらの様相も見て取れる世界でも稀な建造物になったのです。
実際に入ってみると、独特な荘厳さに圧倒されます。
登る石の階段の磨り減り方にも、年月を感じずにはいられません。

広い場内にあるミフラープや、ムハンマドと書かれた円形の額が目立つのですが、
2階のアーケードには、漆喰の中から
救われた美しいビザンチンの最高傑作と言われるモザイクを見ることができます。


こんなに歴史ある博物館ですが、そこはやはりトルコな部分もあり、
場内には7匹の猫が住み着いています。
もっとも有名なグリちゃんは、オバマ大統領訪問の折、
トルコ首相と共に可愛がってもらいました。
時々、スポットライトに鎮座しているようです。

観光シーズンは、入場がとても混み合います。
昼から行くと長蛇の列のこともありますので、朝から行くのがお勧めです。

ちなみに、アヤソフィアの裏側に新しくオープンした、絨毯博物館も必見の内容です。
絨毯博物館は入場無料。
入り口はアヤソフィアとは別になりますので、
トプカプ宮殿の門左前に入り口があります。

トルコツボ (ライター、編集、翻訳)

一生に一度は見ておきたい、大ドームと精巧なモザイク画の数々

  • 観光おすすめ

トプカプ宮殿とも並ぶ定番の観光スポット。
歴史的な戦いや焼失、略奪、再建を繰り返しながら、
「ビサンティン技術の最高傑作」とも称されるほど
優美で荘厳な姿へと進化していった堂内は、やはり圧巻です。
 
高さ56mの大ドームから木漏れる日に優しく照らされたモザイク画の数々は、
神が降りてきたような静かさと厳かな雰囲気に称えられ、息をのむほど。
イスラム教のモスクとして後々つけられたミナーレ(尖塔)や
天井につけられたコーランの文字が刻まれた円盤は、
激動の歴史を示す名残となっています。
復元されたモザイクの数々と56mの巨大ドームは一生に一度は見ておきましょう!

〔ポイント①〕魅力は何といっても精巧に描かれたモザイク画
アヤソフィアの一番の魅力は、あちこちに描かれた精巧なモザイク画といえます。
有名所では、大ホール正面に描かれた「聖母子」のモザイク。
幼いイエスを抱いた若きマリアは、どこか悲しげな印象を受けます。
二階ギャラリーにある「ディーシス請願」や「キリストと女帝ゾエ夫妻」も有名。
女帝ゾエ夫妻では、三度も夫をかえ、そのたびに夫の顔を書き直させ、
さらに自分を若く描かせた女帝ゾエの女の執念が感じられて、面白いです。

また、最近では、天使セテフィムのモザイクも人気です。
それまで、偶像崇拝禁止のため、顔のみが漆喰で塗られおり、六本の羽だけが見えていたものが、
3年前の復元作業によって、約160年ぶりに全貌を表したとかで、ここも撮影スポットとなっています。

〔ポイント②〕世界でも指折りの古さと高さをもつ巨大ドーム。
最初の聖堂は、360年に建設され、その後、崩落と再建を繰り返し、
537年にユスティニアヌス一世により、ビサンティン建築の最高傑作ともいわれる新聖堂が完成しました。
そのことを考えると、何と建物自体は1500年もの! 
高さ56m、ドームの直径は約31m、世界でも指折りと大きさで、ただただ圧巻されるばかり。
どこから撮っても絵になる世界でも珍しいドームでもあります。

〔ポイント③〕願いがかなう!?かもしれない柱
正面玄関入って左手にある通称「湿った柱」。観光客がこぞって列をなす理由は、
ここの柱にある穴に親指を入れて、願い事を念じながら、一回転させることができれば、
願いがかなうかもしれないということらしいです。所在は不明ですが、試してみる価値あり?

〔ポイント④〕トプカプ宮殿は火曜日、アヤソフィア博物館は月曜日休みなので、注意して。
トプカプ宮殿は火曜日、アヤソフィア博物館は月曜日休みであることを念頭において、
観光プランをたててください。旧市街を集中的に回りたいときは、
月・火曜を外した方がいいです。


〔ポイント④〕チケットは朝購入しよう
チケットは、博物館の正門横のチケット売り場で購入するが、いつも混雑しているので、
朝、購入するか、事前にインターネットからチケットも購入できます。
https://www.muze.gov.tr/buy_e_ticket(2014年9月16日現在、利用中止中)
入場料は大人30TL.トルコリラ、12歳までの子供は無料。

〔ポイント⑤〕3・5日間イスタンブール内の主要博物館・観光施設を巡れるミュージアムバスを賢く活用!
イスタンブールをじっくり観光したいなら、イスタンブール内の主要博物館などで使える
三日か五日間フリーパスチケット「ミュージアムパス」がおすすめです。
値段は3日間85TL、5日間115TLで、アヤソフィア博物館やトプカプ宮殿とハレム、
カーリエ博物館、考古博物館、モザイク博物館など
イスタンブール内の主要博物館で使えるほか、
ミュージアムショップやカフェでの割引、私立美術館や博物館の割引などうれしい特典も。
ミュージアムパスは、上記のサイトで購入できるほか、トプカプ宮殿やアヤソフィア博物館、
カーリエ博物館、考古博物館でも販売しています。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。