1965年に建設されたマレーシア国内最大級のモスクで、約8000人を収容することができます。伝統的なモスク建築に現代風のアレンジを加えた造りとなっており、ターコイズブルーの独特な形をした屋根と72メートルの白いミナレット(塔)が特徴となっています。礼拝の時間を除いて、無料で内部を見学することができます。
このモスクの見どころは、内部の礼拝堂です。礼拝堂の内部は信者しか入ることはできませんが、入り口から内部を見学することができます。青と黄色を基調にした美しいステンドグラスに囲まれた空間はまさに神々しさを感じます。
この礼拝堂以外も、白い壁や天井に黒い柱が続くモスクの内部は、現代アートかSF映画の一場面に出てきそうな空間です。モスクの内部に入るには、女性は無料で貸し出されるローブとスカーフを身に着ける必要があります。男性も、露出が多い服装の場合、同じく着用を求められます。このどこかアーティスティックな空間に、ローブとスカーフを身に着けた人々が歩き回っているのを見ると、ますます不思議な世界に見えてきます。
モスクの建物の入り口から、階段で少し下がったところに星型の噴水があります。この噴水の後ろにモスクの青い屋根と白いミナレットが見える場所があり、絶好の撮影ポイントです。気を付けないと見落としてしまいそうな場所ですが、是非立ち寄ってみてください。
国立モスクは、KTMコミューターのクアラルンプール駅から徒歩5分ほどの場所にあります。このクアラルンプール駅の建物やその向かいにある鉄道公社ビルは、イギリス統治時代に建てられた歴史的建造物です。また、国立モスクの向かいにはイスラム美術博物館があります。
National Mosque (Masjid Negara) 国立モスク(新モスク)
阿部 吾郎
(トラベルガイド株式会社代表)
美しいステンドグラスに囲まれた礼拝堂は必見!
- 投稿日2018/07/18
- 更新日2018/09/03
2011/10訪問
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ジャンル史跡・遺跡 寺・神社・教会
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エリアクアラルンプールその他
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住所
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アクセスKTMコミューター クアラルンプール(Kuala Lumpur)駅から徒歩約5分
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営業時間[土-木]9:00-12:00,15:00-16:00,17:30-18:30 [金]15:00-16:00,17:30-18:30
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定休日無休
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公式サイト
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