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ロンドン (イギリス) グルメの現地クチコミ

現地のプロ(9人)詳細

Dishoom ディシューム

江國 まゆ (編集者・ライター)

行列してでも食べたい、懐古趣味のインド・タパス

  • インド料理がおいしい
  • 定番人気

その昔、ボンベイに商売で来たペルシャ系移民によって始められたのがボンベイ・カフェ。
ビジネス・ネットワーク的なコミュニティーとして機能していたんですね。
そのコンセプトとレトロな雰囲気を、21世紀のロンドンに移植して大成功!
「ディシューン」(Dishoom)と名付けられ、現在、コベント・ガーデンと
東ロンドンのショーディッチに1軒ずつ展開して大人気です。

今回ご紹介するのは、ロンドン中心部でアクセスしやすいコベント・ガーデン店。
懐古趣味のインド・カフェだけあって、インテリアはセピア色のセレブ写真や
ヴィンテージ家具などを配して雰囲気抜群。ランチの予約は取るけれど、ディナーは5人以上の
グループしか予約を取らないので、時間によっては行列をなすほどの人気が
まだまだ続いていますが、とにかく席をゲットできたら、いざ、モダン・インド料理を。

一皿は「タパス・サイズ」と言っていいボリュームなので、2、3人でいろいろな料理を
シェアしてバラエティを楽しみたいところ。おすすめはハウス・スペシャリティーの
まろやかな豆カレー、ブラック・ダール、チキン・カレー(ルビー・マレイ)、
黒いポットに入ってくるビリヤーニ類、タンドーリ料理などなど。
インドのチーズ・カードとマンゴーのサラダなど、野菜料理ひとつとっても
伝統的なインド料理店では食べられないお味に感動です。

締めには、ぜひインドのアイスクリーム、クルフィと、マサラ・チャイを。
スパイスでとんがった舌を甘やかにマッサージしてくれます。

ロンドンのインド料理は伝統レストランとモダンな高級レストランに分かれる
傾向があったところ、ストリート系のカジュアルなモダン・インディアンといった
タイプの店が近年、少しずつ増えてきています。ディシューンはその中核とも言える人気店。
日本のカレーとはちょっと違うけれど、スパイスが恋しくなったらお試しください♪

長野 雅俊 (編集記者)

遊び心満載の高級感漂うインド・カフェ

  • インド料理がおいしい
  • 定番人気

1947年までの約200年にわたりイギリスの支配が続いた関係で、
多くのインド人たちがイギリスに移住して暮らしています。
イギリスにおけるインド人の人口は実に100万人以上。
イギリスではどの地方のどの街に出掛けても、インド料理レストランを見かけます。

特に大勢のグループで出掛けて、安価でお腹いっぱいに食べたいというときに
インド料理レストランは最適。
ただ最近のロンドンでは、女性が一人で気軽に出掛けることができる、
高級感のあるインドのカフェも人気を集めています。

コベント・ガーデンとレスター・スクエアの中間地点に立つディシュームは、
そんな洗練されたインド・カフェの代表的な存在。
インド最大の都市であるムンバイの旧称ボンベイをテーマとしていて、内装はレトロかつモダン。

「このカフェにおけるルール」と題名の下に
「喫煙禁止、喧嘩禁止……」と書かれたボードが貼り出された店内にはユーモアも感じます。
そもそも店名の「ディッシュルーム」が、インド版ハリウッドであるボリウッドにおいて、
主人公が敵役にパンチを命中させたときの音響を意味するというのだから、遊び心満載です。

3種のスパイスを使ったお茶は外れなしで、がっつりとディナーを食べることも可。
同店のオリジナル特製料理は、24時間かけてぐつぐつと煮込んだというブラック・ダール(£4.9)
店舗はロンドン東部ショーディッチにもあります。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。