Borough Market バラ マーケット

以前より観光地化したものの、いまだ、現地の人にも人気のバラ・マーケット。
イギリスの食事情を知る上でも、もってこいのマーケットです。
行くときには、ぜひおなかをすかせて行ってください。

イギリスの食品をはじめ、インターナショナルなロンドンにふさわしく、
国際色豊かな食品、アーティザン食品や高級食材など、
面白い食材であふれかえっていて、見ているだけでも楽しくなるような食材で一杯です。

マーケットには、色とりどりの野菜やフルーツ、パンやスイーツ、
肉や魚、チーズやオリーブなど、たくさんの食品がところ狭しと並んでいます。
人気のストールには、いつも長い行列ができています。お土産探しにも、最適です。
特に、金曜日や土曜日には、現地の人のランチや買い物、観光客などで賑わい、
天気の良い日には、周辺にあるパブから人がはみ出すように、人が集まります。

18世紀にはいったん閉められたもの、
11世紀から野菜や魚を売っていたという古い起源を持つ、古く歴史のあるマーケット。
今では、マーケットの質を保つべく、売られる食材の品質管理も行われているほど
管理体制が厳しいので、安心もできるという特典がついています。

同マーケットは、
ロンドン橋を渡った南側、サザック大聖堂を囲むように位置しています。

バラーマーケット周辺にあるパブやカフェ、
また、バラーマーケットの隣にあるサザック大聖堂もぜひ立ち寄ってみてください。
同大聖堂に隣接されるカフェテリアの食事やティータイムも、結構お勧めです。
バラーマーケットをテムズ川沿いに東側に伸びるバンクサイドを通って歩くコースも
天気が良い日にはお勧めの散歩コースです。

「ロンドンは食事がおいしくない」という定説は過去のこと。
このマーケットを歩けば必ずそれが実感できるはず。
体に良いものをおいしく食べたい、そんな素直な気持ちがこのマーケットには溢れています。

おすすめは土曜日のお昼過ぎ、マーケットが一番賑やかな時間。
身動きするのもひと苦労するほど混み合いますが、あえて市場の熱気を体験してみましょう。
カバンをしっかり持って、くれぐれもスリにはご注意を！
そして、もしもテイクアウエイの食べ物を持っている人とすれ違った時、
ケチャップなどが付いても気にならない服装で出かけましょう。

場内は大まかに3つのスペースに分かれています。
マーケットはそんなに広くないので、気の向くまま美味しいモノを探しながら歩きまわれます。
おいしそうなものをみつけて飛びつくとその後からもっと食べたいものが現れたりして、
悩ましい気持ちになるかもしれませんが、それもフード・マーケットの楽しいところです。

肉、魚、野菜などを扱うお店が多い「ミドル・マーケット」、
スナックの屋台が並ぶ「グリーン・マーケット」、
生産者こだわりの品々が売られている「スリー・クラウン・スクエア」の3つのパートに大別できます。

あちこちの店で試食をしたり、生産者とおしゃべりができるのもマーケットの魅力。
日本人の食生活にあまりなじみのない、オリーブやチーズのおいしさに目覚めてしまうかもしれませんよ。
パンやスイーツのお店も充実しています。これらは旅行者でも気軽に買うことができますね。
英国の旬の野菜や果物を知ることができますし、中には見たことのない野菜、魚が売られています。

市場の「場外」には、こだわりのレストランやカフェが多数建ち並んでいます。
時間の許す限り、ロンドンの今の「食」をいろいろな形で体験してみてくださいね。