ロンドン南西部、リッチモンドにある植物園で、正式にはキュー王立植物園と呼ばれます。
120エーカーの広大な敷地内にはさまざまな花はもちろん、温室、日本庭園、空中散策路、
パゴタなどがあります。
上空をひっきりなしにヒースロー空港発着の飛行機が飛び交います。
機内からもよく見える温室「バームハウス」はヴィクトリア時代のガラス建築としても有名です。
一定の時間にミストが吹き出す温室内では、天井を突き破る勢いで熱帯の植物が生い茂っています。
階段を登れば温室内を上から見下ろせるのも楽しいです。
同じように園内には空中樹冠観察路という木立を上から眺めることができる空中散策路もあります。
普段は下から仰ぎ見ることしかできない高い木々のてっぺんの横を歩くのも一興ですね。
とにかく広い園内、足に自信のない人や、子供連れの家族は園内を巡回する乗り物
「キュー・エクスプローラー」を利用してはどうでしょうか(有料)。
緑の松に白い砂、遠目からも美しい日本庭園は、1910年に開かれた日英博覧会の時に
造られたものです。
立派な門は京都西本願寺のレプリカ、外国でこんなに素晴らしい日本の庭が見られるのは、
誇らしい気持ちになります。
キューガーデンには研究所や学校があり、世界的にも植物に関するトップレベルの研究が
行われている場所。
特に種子のコレクションは、世界最大級と言われています。
Kew Gardens キュー ガーデン
伊藤 雅雄
(フリージャーナリスト)
創立から250年、世界遺産にも登録された王立植物園。たっぷり時間をかけて訪れたい
- 投稿日2014/09/30
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ジャンル植物園・庭園 世界遺産
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エリアキュー
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住所
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アクセスディストリクト・ライン Kew Gardens駅から徒歩約5分
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電話番号+44-20-83325655
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営業時間-2024年1月7日: 10:00-15:00, 1月8-31日: 10:00-16:00, 2月: 10:00-17:00, 3月: 10:00-18:00
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定休日12月24日,12月25日
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予算入園料(大人) 16~24ポンド
(4-15歳) 6~7ポンド
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。