La Paella Real ラ パエリャ レアル

王立劇場（Tearto Real）前広場の一角にあるパエリアの名店として親しまれています。パエリアは、バルの１品としてタパスとともに楽しむこともできますが、本格的な味を試してみたいならぜひ、このお店のような専門店に行きましょう。

店は通りから奥まった通路の先にあります。見た目はレストランというより、古いお屋敷のよう。ただ重厚な雰囲気とは裏腹に、スタッフの対応はフレンドリーで好感が持てます。

この店では、一般的にコース料理のかたちでサービスされます。最初にサラダかスープをいただき、そのあといよいよパエリアのお出まし、という流れです。パエリアには数多くの種類がありますが、日本人の好みは、エビの載った海鮮パエリア（PAELLA DE MARISCOS）、またはイカスミのパエリア（ARROZ NEGRO CON GAMBAS）だということです。前菜とパエリアのコースで１人30ユーロ（＋VAT）が目安です。

大きな鉄板に載ったパエリアが出て来て、そこから取り分けてくれます。ただそのときに「鍋の縁」にある「おこげ」の部分を頂くのを忘れないようにしましょう。特にイカスミのパエリアは、鍋の真ん中と縁に近いところではまるで味が異なります。

ランチタイムもディナータイムもいずれも混み合います。メニューはお店に行ってから決めるとして、まずはテーブルをしっかり事前に確保しておきましょう。なお、ランチでも2時間くらいかけて食べることをお勧めします。