Meson del Boqueron メソン デル ボケロン

マヨール広場のクチジェロス門から続くカヴァ・デ・サンミゲル通りに並ぶ、
郷土料理のバルの1軒でカタクチイワシの専門店、メソン・デル・ボケロン。
見過ごしてしまいそうなど入り口が小さいのですが、古いレンガの店内は奥が深く、

ガリシア地方の素朴な佇まいにぬくもりを感じます。

メソン・デル・ボケロンの名物は、マダムお手製のボケロネス・エン・ビナグレです。
カタクチイワシを酢と塩で〆て、オリーブオイル、ガーリック、パセリをまぶした味
は、私たちの口によく合います。

多くのバルやレストランでは、面倒な手作りをせず、飲食店向けに用意された出来合い
を使っているのですが（それだって、旅の外食に疲れた我々の胃袋には美味ですよ）、
メソン・デル・ボケロンのカタクチイワシの酢漬けには、手作りならではのまろやかで
上品な味わいがあって、やはり格別。

40年もファンの心を捉え続けているのには、やはり理由があるのです。

新鮮なカタクチイワシをさらっと揚げたボケロネス・フリートスも、さくさく感が
心地よい一品です。

味において、マドリードでもトップクラスのカタクチイワシ料理のお供には、
夏なら、お店特製のサングリアがベスト！　
ジョッキでもグラスでもオーダーできます。

でも、やはり魚には、ガリシア産白ワインが合うでしょう。
「ビノ、ブランコ、ポルファボール」とオーダーしてみましょう！

実は、ご主人のホセさんはポルトガル人。
ポルトガル語で「オブリガード！」とお礼を言ったら、喜んでくれるかも！