ヨーロッパ風の街並みが美しいメルボルン。ヨーロッパからの移民を数多く受け入れてきた歴史があり、代々受け継がれてきたお店もたくさんあります。
シティから北、カールトンと呼ばれる一帯は、世界大戦直後にイタリアからの移民が住み始めたエリア。そのメインストリートであるライゴン・ストリートには、イタリアンレストランやカフェ、イタリア食材店などが集中しています。そのためリトルイタリーとも呼ばれ、毎日大勢の観光客が訪れています。
お店が集中している範囲は数百メートルほどなので、まずはぐるっと一周してどんなお店があるのかチェックしてみると良いでしょう。ピザがメインのお店、ジェラート屋さん、本格的なコース料理が得意なお店、シーフード系が豊富なレストラン…それぞれに特色があってなかなか興味深いです。また店の内装も、いかにも古いヨーロッパ風といったものからモダンなタイプまで様々。通りに面したテラス席では、食事が終わったあともコーヒー片手におしゃべりに興じるイタリア系オージーの姿も良く見られます。
サラミやチーズ、総菜やワインがならぶ食材店や、焼き立ての香ばしいにおいがただようパン屋さんなど、テイクアウトしたくなるようなショップも点在しています。
ライゴン・ストリートの端には、有名老舗カフェ「Brunetti」や映画館「Cinema Nova」がありますので、こちらも忘れずに。
時間があれば、入場無料の「イタリア人移民博物館」もぜひチェックを。イタリア系移民たちの歴史、その苦労や当時の生活を、実際の資料や貴重なフィルム映像等と一緒に展示しています。
毎年11月には、「ライゴン・ストリート・フェスタ」が開催されます。イタリアンを手軽に味わえる出店やカフェ、ミュージックショーなどが昼から夜にかけて楽しめます。
Lygon Street ライゴン ストリート
田中 慧
(オーストラリア在住・フリーライター)
イタリアンな雰囲気を存分に味わおう
- 投稿日2017/04/27
2017/03訪問
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。