1928年にマカオの他の主要な教会に倣ってバロック様式で創建された、比較的新しい教会です。名称は日本初のキリスト教布教をしたフランシスコ・ザビエルに由来しています。かつてはザビエルの右腕の骨などが納められていましたが、現在は聖ヨセフ修道院及び聖堂に移されています。
外観はクリーム色で、内部の主祭壇は鮮やかなスカイブルーで塗られています。また、日本に縁があるザビエルという関係からか、キリスト生誕をイメージした人形の上に「主の名は聖」と日本語で書かれた表示があります。また、教会入ってすぐ右手の小部屋には色々な資料が展示してあり、日本人キリシタンの処刑場面の絵もありました。今でも日本人のキリスト教徒が多く足を運ぶ教会です。
また最近では、韓国の人気ドラマ「宮」の最終回で主人公が結婚式を挙げた教会としても有名になったので、韓国人や韓流好きの中国人・日本人も多いとか。
教会の両脇には大衆的なレストランがあり、地元のファミリーや観光客でにぎわっています。そこでは素朴なポルトガル料理やマカオ料理をいただくことができます。出てくる料理の量が多いので、少人数の場合は注文しすぎないように気を付けてください!
教会前では、子供たちが癇癪玉?のようなものをパンパン投げて遊んでいたので、試しに購入。教会前に落ちている色とりどりの小さな紙は癇癪玉を投げた跡でした。お掃除の方、すみません!
ザビエル教会のあるコロアン島はのどかな漁村で、マカオ半島やコタイのギラギラしたカジノ群とは全く無縁な、ゆったりとした時間が流れています。
「ロード・ストーズ・ベーカリー」で焼き立てエッグタルトと飲み物を買って、海辺や路地裏をゆっくり散策し、マカオのまた違った一面を味わってみてください。
St. Francis Xavier Church 聖フランシスコ ザビエル教会 センフォンチャイコッセントン
南 華子
(旅行会社勤務)
のどかな田舎町に佇む小さなかわいい教会
- 投稿日2015/03/24
HEMEI
(エディター、ライター)
素朴な村をそっと見守る小さな教会
- 投稿日2015/03/23
カジノや豪華なホテルが林立するコタイ地区(埋め立て地区)から車で10分も走れば、そこはのどかなコロアン島。
島のシンボルともいえるのが、1928年に建てられた聖フランシスコ・ザビエル教会です。
その名が示すとおり、この教会は、宣教師のフランシスコ・ザビエルに由来するもの。
1978年から約20年の間、ザビエルの聖骨はここで大切に守られていました。
(聖骨は現在、市内にある聖ヨセフ修道院聖堂で保管)。
教会の中に入ると、一面水色の鮮やかな祭壇が。
中国風の衣装を纏った聖母マリアとキリストの絵も飾られているので、どこか東洋らしさを感じるかもしれません。
クリーム色のファザード(正面壁)には鐘楼が備えられていて、親しみを覚える外観も、小さな村にしっくりとマッチしています。
マカオはもとより、アジア各国のキリスト教徒に慕われているこの教会。
館内で常に流れるBGMの賛美歌が、観光客も優しく受け入れてくれます。
世界遺産ではありませんが、ぜひ市街地から足を延ばしてみたい場所のひとつです。
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ジャンル寺・神社・教会
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エリアコロアネ島
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住所
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アクセスマカオ国際空港から車で約10分
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電話番号+853-2888-2128
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営業時間9:30-17:30
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定休日無休
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公式サイト
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