San Lorenzo Maggiore サン ロレンツォ マッジョーレ教会

正式名称はBasilica di San Lorenzo Maggiore（サン・ロレンツォ・マッジョーレ聖堂。以下サン・ロレンツォ聖堂）。
サン・ロレンツォ聖堂は4世紀末から5世紀初頭に建築されているのですが、
建築依頼者や創設にまつわる資料が残っておらず正確な日付や詳細は不明となっています。

11世紀と12世紀には幾度もの火災、地震といった天災に見舞われたサン・ロレンツォ聖堂。
1071年と1103年に大火災が起き内装は破壊され聖堂は多大な被害を被ったことも。
さらに中世時代にも破壊されたりと何度も修復を重ねられ現在に残っているのです。

一番の見所はCappella di San Aquilino(聖アクイリーノ礼拝堂)。
聖堂の中は無料で見学できますが、ここだけは入場料が２ユーロかかります。中で係の人に直接支払ってください。
ここは1500年前の空間が唯一残されている場所で、当時のモザイクの壁画などを見学できます。
ぜひ当時の芸術技術や建築を間近で見て歴史を感じてみてください。

外の広場の端に立つのは古代ローマ時代から残る16本の円柱。
Colonne di San Lorenzo (サン・ロレンツォ聖堂の柱)と呼ばれていてこちらも必見です。

古代の柱と聖堂、周り現代の建物、その間を走る最新のトラム、様々な年代のモノが入り混じり、
ミラノの中でも異次元を感じることのできる珍しいスポットとなっています。

アクセスはドゥオモからトリノ通りを南に下り最後に曲がるだけ。徒歩では15分弱かかります。
いつも割と空いている教会ですので時間は特に気にしなくてよさそうです。見学の所要時間は30分～1時間ほどです。