ミラノ地下鉄(2番) ランツァ(LANZA)駅から徒歩 10分にあるブレラ絵画館は、16世紀M.バッシによって着工されました。1651年リキーニによって完成された建物は、2本の円柱が支えるアーチの回廊が美しく、広い中庭があり、中心にはカノーヴァ作「ナポレオン1世の銅像」が堂々と置かれています。これは、当時ナポレオンが、ブレラ絵画館に絵画コレクションを増やしていったためです。
400点を超える作品を年代と流派別に展示しています。15~18世紀のロンバルディア派とヴェネチア派の作品が特に充実していて、お勧めは、ラファエロ作「聖母の婚礼」(1504年)、アンドレア・マンテーニャ作「死せるキリスト」(1497年以降)、ジョヴァンニ・ベリーニ作「ピエタ」(1460年)、ピエロ・デラ・フランチェスカ作、「ブレラの祭壇画」(1460年代末)など。
筆者は特に、ラファエロ作「聖母の婚礼」をお勧めします。ラファエロは短命のため作品が少ないので、ラファエロの作品自体が貴重であること、また彼の特徴である、きれいな色使いが堪能できる作品であること、さらには通常聖母マリアの夫、つまりキリストの父ヨセフは老人として描かれることが多い中、この作品はヨセフをマリアとほぼ同年代の若い青年として描かれていることが非常に珍しく、貴重です。
絵画全体の鑑賞には、1時間半から2時間程度です。以前あった日本語のオーディオガイドは現在なくなり、英語版のみ=5ユーロです。
絵画鑑賞は体力を使いますので、十分睡眠をとり、体調を万全にして、1つ1つの絵画を考えながらじっくりと鑑賞するとよいでしょう。
ブレラ絵画館、公式サイト:http://www.brera.beniculturali.it
Pinacoteca di Brera ブレラ絵画館
イタリア国内で5指に入る美術館
- 投稿日2015/09/28
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ジャンル美術館・ギャラリー
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エリアブレラ
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住所
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アクセス地下鉄赤・黄色線Duomo 徒歩11分 地下鉄緑線Lanza 徒歩5分
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電話番号+39-02-7226 3264
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営業時間8:30~19:15(チケットオフィスは18:40でクローズ)
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定休日月曜、1月1日、5月1日、12月25日
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予算入場料(一般) 10ユーロ
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公式サイト
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