1893年創業の長い歴史を持ち、赤の広場に面して建つクラシックな建物が印象的なグム百貨店。ソ連時代には国営百貨店として、ソ連崩壊後は高級ブティックやカフェがテナントとして入るショッピングセンターとして、いつの時代も人気が絶えません。
館内は世界的ブランドのショップが立ち並んでいますが、おすすめは1階にある食料品店「ガストロノムNo.1」。日本のデパ地下のような品揃えで、お土産選びに最適です。珍しい種類のはちみつもかわいいパッケージが多く(約200ルーブル~)、ロシアで有名な女の子のパッケージのチョコレート「アリョンカ」(約100ルーブル~)や、大型マトリョーシカに入ったお茶(約3,600ルーブル)なども並びます。
外国人観光客も多く見られますが、地元のロシア人が写真映えする建物内で記念撮影をしている姿もよく見かけます。写真スポットはたくさんありますが、おすすめは1階の中央部にある名物の噴水です。携帯電話が普及する前はデートの待ち合わせ定番スポットだったこともあり、いつも多くの人でにぎわっています。
館内はロシア語に加え英語と中国語の表記がなされており、カフェにも英語メニューが置かれており安心感があります。また、ほとんどのショップでクレジットカードが使用できます。
アクセスは、地下鉄プローシャチレヴァリューツィ駅、アホートヌイリャド駅、チアトラリナヤ駅から徒歩約3分。ボリショイ劇場や赤の広場、クレムリンなどの主要観光地とも近く、立ち寄りやすいロケーションです。
GUM Department Store (Glavny Universalny Magazin) グム百貨店
歴史ある百貨店、一度は訪れる価値あり
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実は「穴場」の観光名所?!
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赤の広場に面して建つ、老舗高級デパートといえば「グム百貨店」。
縦長に伸びるアーケードの下には、世界中の高級ブランドが立ち並んでいます。
モスクワっ子にも人気のスポットですが、多くの人の目的は、そんな高級ブランドではありません。
一歩中に入ればすぐにわかりますが、このデパートは、宮殿のように美しい1893年に建てられた歴史的建造物を利用して作られています。大理石などで作られた柱や床、精巧な細工が施された梁、ガラス張りの天井から降り注ぐ太陽光。どこを切り取っても、とっても“絵になる”場所なんです。
なので、たくさんのモスクワっ子が買い物もせずに撮影会をしています。みんなモデル顔負けのポージングで決めているので、日本では少し照れちゃうようなポーズで撮っても恥ずかしくありません(笑。
旅の思い出に、ぜひ素敵な一枚を狙ってみてくださいね。
もう一つ、旅行者の方にぜひ覗いてほしいのは、地下一階にある「ヒストリック・トイレ」
1918年のロシア革命により国営化された後、ここのトイレは、ブルジョアの贅沢品とみなされ、一度は閉鎖されていました。その後、しばらくは倉庫として利用されたり、贅沢な内装を封印して“質素なトイレ”として使われたりしたのち、2004年から7年の歳月を掛けて改修工事をして、現在の形になりました。
大理石の床やブロンズの照明は、当時の様子に限りなく近づけたものだそうです。
利用料150ルーブルは、少し高めだけど、豪華な内装を見学して、貴族の気分で利用してみるのも一興ですよ。
他に、シャワーが利用できるプラン(500ルーブル)もあるので、受付のメニューを見てみてくださいね。
ヒストリック・トイレはニコラスカヤ通り側の入り口を入ってすぐの地下1階です。
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ジャンルショッピングモール
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エリアモスクワ
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住所
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アクセス地下鉄3号線 プローシャチレヴァリューツィ Ploschad Revolyutsii駅 または 地下鉄1号線 アホートヌイリャド Okhotny Riad駅から徒歩約3分
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電話番号+7-495-7884343
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営業時間10:00-22:00
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定休日無休
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
グム百貨店周辺のおすすめショッピングスポット
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