偉大なる聖母マリアにささげられた聖堂という意味のバジリカ。
ローマ教皇シクストゥス3世により、431年のエフェソス公会議で
マリアが「神の母」であると承認され、その証として建立されました。
ローマ4大バジリカのひとつです。
テルミニ駅から徒歩5分の場所に、とつぜん見えてくる荘厳な建築物で、茶色い時計塔が目印。
14世紀末のバチカンの教皇宮殿が建立される前は、
教皇宮殿として一時的に使用されていたこともある重要なキリスト教建築です。
聖母のバジリカというだけあって、聖母マリアをテーマにした装飾や彫刻、絵画でいっぱいです。
入り口上部にあるステンドグラスは、聖母子像。
ちょっとモダンなアートっぽいです。
内部の身廊の上には、5世紀作のモザイクがあり、旧約聖書の36場面が描かれています。
また後陣の奥にあるマリアの戴冠を描いたモザイクも見事。
美しい金色を背景に、イエス・キリストと天に召されて冠を載せられる
マリアの姿が精巧に表現されているのでチェックしてください。
イタリアで最古のプレセピオ(キリスト生誕の場面を表現した模型)が収められている教会でもあり、
クリスマス時には博物館の入り口に飾られます。
1288年にローマ教皇ニコラウス4世の命で彫刻家アルノルフォ・ディ・カンビオが製作し、
1291年に完成したものだそうです。
素朴な白い石造りの人形たちは、入場しないでも見られますので、ぜひ見学を!
聖堂内は入場無料。神聖な場所なので、肌の露出が多い服装は控えましょう。
事前予約のうえ、5ユーロで博物館と聖堂の地下遺跡を見学することもできます。
ガイド付きツアーでのみ見学可能なので、事前にチェックしてください。
ツアー開始時刻 : 10:00 – 11:00 – 12:00 – 13:00、15:00 – 16:00 – 17:00
Basilica of Saint Mary Major サンタ マリア マッジョーレ大聖堂
福田敦子
(翻訳、通訳)
アートなローマ4大バジリカ、茶色い時計塔が目印
- 投稿日2014/09/30
-
ジャンル寺・神社・教会
-
エリアモンティ
-
住所
-
アクセステルミニ駅から徒歩約5分
-
電話番号+39-06-69886800
-
営業時間7:00-18:45
-
定休日無休
-
公式サイト
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
サンタ マリア マッジョーレ大聖堂周辺のおすすめ観光スポット
- 共和国広場
- サン・カルロ・アッレ・クワトロ・フォンターネ聖堂
- サンタ マリア デッラ ヴィットリア教会
- コロッセオ
- フォーリインペリアーリ通り
- コンスタンティヌス帝の凱旋門
- フォロ ロマーノ
- トレヴィの泉
- ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂(ヴィットリアーノ)
- ヴェネツィア広場