Bun Dau Mam Tom(ブン・ダウ・マム・トム)というお料理をご存知でしょうか。盆ザルに盛られたお米の麺=ブンや各種の野菜類、フワフワのあげ豆腐などを特製のタレにつけて食べるシンプルな料理です。ベトナムの特徴的な料理の1つなのですが、いまひとつ、知名度が上がらない。なぜかというと…?
つけダレのマム・トム、という海老を発酵させて作った調味料。これがクセモノ。長期間発酵させて丁寧に作った調味料で旨味はすごくあるのですが、その匂いが強烈。食べてしまうと平気、という人も多いのですが、口に運ぶまでが大変、との声も。
色も紫で、日本人には食べ物としてはあまり魅力を感じ難いですが、不思議な事に、添えられてる柑橘類をこれに絞ってグルグル混ぜると、サッと色が変わります。柑橘類の酸となにかが反応するんでしょうね。そしてその反応の結果、味がかなりマイルドに。そのままでは無理だけど、こうすると食べられるという方も多いので、これは必見の食べ方です。お店の方も、特に外国人にはとても丁寧に進めてくれるので、ぜひやってみてくださいね。
お店は小さく、アットホームな、半分オープンスペースの様な雰囲気ですが、それだけにお客さんや料理に対する細やかな心遣いは見ていて感心するほど。言葉が通じ難いながらに、あれこれと世話を焼いてくれるし、開店前の様子を見ると、料理に使う野菜が綺麗に洗われた後に丁寧に干されています。温度・湿度が高い国では、野菜を綺麗に洗うのはもちろん、その後乾かすというのも、安全のためにはとても大切な作業なんですね。料理に対しての気遣いが見られます。
軽い食材ばかりですが、60,000ドン(約300円)からとお手頃価格でトライできるし、付近には人気のレストランやカフェもあるので、足りなかったらハシゴも出来る、食べ歩きをしたい人には持ってこいの、ベトナムのディープな一品。
新しいランドマークになりつつある高島屋を背に、Pasteur(パスター)通りを北上すること500mほど。Lu Tu Trong(リー・チュー・チョン)通りを超えたら程なく右手にあるヘム、と呼ばれる袋小路の中に入り、中程右手側にお店はあります。賑やかな辺りではあるのですが、一歩入るとローカルな雰囲気満載の場所にあるので、そのギャップも楽しい立地です。
ベトナムだからこそのチャレンジングな料理、是非試してみてくださいね!
Bun Dau Ngo Nho Pho Nho ブンダウ ゴーニョーフォーニョー
ベトナムのディープな名物、マムトムに挑戦!
- 投稿日2017/04/11
2017/02訪問
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ジャンルベトナム料理
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エリアドンコイ
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住所
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電話番号+84-9024-128585
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営業時間10:00-21:00
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定休日祝日
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予算60,000~165,000ドン
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