Ya Kun Kaya Toast (Far East Square) ヤ クン カヤ トースト（ファーイーストスクエア本店）

“シンガポール定番の朝食”といわれるのがカヤトーストです。

いくつかカヤトーストのお店はありますが、その中でも「Yakun Kaya Toast」は有名店です。シンガポール国内に72店舗も構え、どこにいってもYakunという文字を見ないということはない、というくらい定番。1944年創業で、今年75周年を迎えました。

もともとテロックアイヤーバシン（Telok Ayer Basin）という場所からYukunの歴史は始まりました。1998年からはここFar East Squareに場所を移し、いまは創業者の子供たちが引き継いでいるようです。

地下鉄テロックアイヤー駅もしくはチャイナタウン駅から徒歩10～15分以内の場所にあります。

人気・定番メニューはKaya Toast with Butter Set（SET A）。カヤトーストと温泉卵、温かい飲み物付きで4.80シンガポールドルとお手頃価格。

温泉卵に醤油をかけて、そこにカリカリのトーストをディップ。カヤジャム（ココナッツミルクと卵、砂糖にパンダンリーフでできたジャム）の優しい甘さとバターが混ざり、そこに濃厚な卵の味が絡まり合い…口の中にいい香りが広がります。

シンガポールのコーヒー・紅茶は何も言わないと、砂糖のコンデンスミルクが入ったあまーいものになります。

カヤトーストがすでにいい感じの甘さなので、飲み物は甘さ控えめのものをお勧めします。私の定番は、テ・オ・コソン（ブラックティー）またはコピ・オ・コソン（ブラックコーヒー）。いずれもNo Suger／No milkです（コソン＝0：ゼロ）。

どこの店に行っても混みあっているYakunですが、ほとんどの店はカウンターで注文をして席に座って待つ（ブザーが鳴ったら取りに行く）スタイル。

ただこの本店は、席に座って注文を取りに来てくれるのを待つスタイル。忙しすぎるのか、声をかけないと立ち止まってくれません（日本のようにお客様への目配りはしていないです（笑））。忙しそうだからと遠慮していると、いつまでたっても注文を取りに来てくれませんので、勇気を出して声をかけましょう。

スタッフは英語または中国語のみ。メニューも日本語はないですが、写真付きなので、指差しで注文すれば簡単です。ただし飲み物を甘さ控えめに、などという場合にはしっかり伝えたほうがいいですね。支払いはクレジットカード・現金で可能です。

このFar East Square本店は平日は会社員で混みあい、週末は観光客で混みあっています。朝食として定番のカヤトーストですが、朝食時間に限らず混みあうので、できれば開店と同時に行くほうがいいのかもしれません。

今年はあのPockyとYa Kun Kaya toastのコラボレーションで、Kaya Toast（カヤトースト味）とKopi O（コーヒー＆砂糖味）の2種類のポッキーが発売されています。

発売当初は国内店舗どこも総売り切れでしたが、今は比較的どこの店でも買うことができるようになりました。日本人にも親しみのあるポッキーは、お土産にもおすすめです♪

シンガポール人でなくても、長くシンガポールに暮らしているとたまに食べたくなる（ローカルへの1歩を踏み出したのか？！）、シンガポールのソウルフード、カヤトースト。ぜひ1度は試す価値のある朝食ですよ！

シンガポールの朝ごはんとして有名なカヤトースト。カヤトーストに塗られているカヤジャムは卵、ココナッツミルク、パンダンリーフと砂糖から作られた抹茶色のジャムのこと。濃厚な味わいとクセになる甘みが特長です。
どこでも食べられますが、いちおしのお店がヤクン。ここでは一般的に、カヤトーストと半熟卵、甘いコーヒーの３点セットが定番のメニューです。半熟卵にはお醤油や胡椒をかけて、トーストをつけながら頂きましょう。
注文の際に迷うのはコーヒー。「kopi」とだけ注文すると練乳入りの甘いコーヒーが出てきます。「kopi-O」というと、砂糖入りのブラックコーヒー、「kopi-C」は無糖練乳入りのコーヒーです。初めての方はぜひ「kopi」にチャレンジして、甘いコーヒーを楽しんでみてください。