Her Cherng Canvas Store 合成帆布行 フーチォンファンブーハン

台南はグルメの町と知られており名物がたくさんありますが、雑貨などの小物類も多く売られています。とりわけ有名なのが帆布カバンの生産です。

帆布カバンのいちばんの魅力は丈夫さ。また、汚れてしまっても洗うことができるのでとにかく使いやすいことです。

「合成帆布行」は台南の帆布カバン三大名店の一つ。台湾鉄道台南駅から徒歩12分ほどで到着します。店は台南市の中西区にあり、近くに「台南孔廟（タイ ナン コーン ミヤオ）」や「天壇（ティエン タン ）」などの観光名所があり、いずれも徒歩10分以内。

合成帆布行は創業以来60年以上、クオリティの高い帆布グッズを作り続けている合成帆布行。地元だけではなく、観光客にも人気です。

小さな看板を掲げていますが、一般のお店というより工房のような雰囲気なので、店だと気付かず通り過ぎてしまわないようご注意ください。

こぢんまりとした店内には、さまざまな帆布グッズが並んでいます。そして作業場でもあるので、オーナーがバッグを作っている姿を見掛けることができるかもしれません。

帆布カバンは色々なサイズがあるので、自分のニーズに合わせて、好きなサイズと柄を手に入れましょう。
中サイズのトートバッグは550元で、お弁当や水筒などを入れることができ、一番使いやすいサイズだと思います。

台湾風のバッグを買いたいなら、「書包（シュウ バオ）」と呼ばれているショルダーバッグがおすすめ！　台湾の学生たち（主に中高生）はこのようなバッグを肩にかけて登校しています。合成帆布行のおすすめスポットが載っている「台南の散歩地図」柄のショルダーバッグは580元で、観光客に大人気です。

トートバッグの他にも、ペンケースや携帯ケース、ポーチ、ブックカバーなどいろいろなグッズがありますので、時間を掛けてじっくり見て回りましょう。

自分用にはもちろん、友人への贈り物としても良いでしょう。但し、クレジットカードが使えないので、たくさん買いたい場合は現金を多めに用意することを忘れずに。

また、店主は日本語が話せますので、何か探したいものがあれば気軽に尋ねてみてください。

台南には帆布バッグの店がたくさんあります。
「合成帆布行」もそのひとつで、「永盛帆布行」「廣富號帆布包」とともに台南の帆布バッグ御三家として人気を支えています。

日本の台湾統治が終わり、戦後の混乱も過ぎて国民党政権の統治が始まると、新しい体制の学校制度も整えられました。
学校に通う学生の通学かばんの需要を一手に担ったのが、合成帆布行をはじめとする台南の帆布かばんでした。
日本でも年配の男性ならきっと中学校時代に体験している、生成りの帆布肩掛けカバンです。

現在でも台湾の街を歩いていると、学校の名前の入った帆布バッグを掛けた生徒をたくさん見かけます。
そうはいっても時代は流れ、ナイロンや合成皮革などの大量生産品に押され、帆布バッグ業も斜陽になりました。
その時期に合成帆布行がとったのは、一つひとつミシンで手作りする帆布バッグの魅力を訴えることでした。

合成帆布行の店は、工場兼店舗といった感じです。
店頭に年季の入ったミシンが置いてあります。
職人が型紙を使って生地を断裁したり、このミシンでバッグを縫っている様子を、目の前で見ることができます。
天井からは、各地の学校の名前の入った肩掛けカバンがぶら下がっています。
台湾のイベントなどで見かけるロゴ入りバッグやノベルティグッズとして配られる帆布製品も、
丁寧に見ると「合成帆布行」のタグが付いていることがよくあります。

合成帆布行の主力製品は、ショルダーバッグ600元～、トートバッグ400元～、エコバッグ250元～、ランチバッグ200元～、 ペンケース150元～などです。色違い、サイズ違い、マチの有無、ポケットの有無などバリエーションがいろいろあり、価格も少しずつ違います。
デザインはあくまでオーソドックスで実用的。新しいアイデアをどんどん取り入れ、新デザインの商品を発表する「廣富號」とは一線を画しているようです。両店はそれほど離れていないので、両方のぞいて好みのバッグを見つけてください。

場所は台鉄台南駅から中山路を10分ほど歩いたところです。
クレジットカードは使えません。

台南駅から中正路をまっすぐ行くと、帆布バッグの老舗合成帆布行に着きます。
台南の地で60年の歴史を誇る合成帆布行。

お店へ行くとあちらこちらに帆布の山。職人さんがひとつひとつ作り上げてゆきます。
元々は車の帆布や他の商品を作っていましたが、帆布かばん専門店になったのが現在のお店です。

既に3代目が切り盛りするお店も、2代目の熟練職人であるオーナーが店先で帆布かばんを丁寧に完成させてゆきます。

店の真ん中にあるミシンや道具からこのお店の歴史が感じられます。
台南の学生のかばんといえば、こちらの合成帆布行のものというのが常で、他には誠品書店の記念バッグ、富盛號碗粿のテーブルセットや阿原肥皂のショッピングバッグなどさまざまな人気店の商品も手がけています。

店先に並んでいるのはシンプルな色合いの帆布かばん。
手ごろな値段でおみやげにしてもいいし、自分用に買ってもいいし、いろいろなタイプがあって迷うほどです。

おすすめはシンプルなトートバッグ150元。
無駄な飾りがないのがおしゃれでとてもいい感じです。

また既製品だけでなく、オリジナルの帆布かばんが作れるというのも魅力のひとつです。

アクセスは台南駅よりタクシーで4分、徒歩11分。
台南駅からも近いのでショッピングにいいですね。台南に行ったら寄ってみたいお店のひとつです。

買い物はクレジットカードの取り扱いはなく、現金払いのみです。