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ベネチア (イタリア) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(6人)詳細

Scuola Grande di San Rocco サン ロッコ大信徒会

ティントレット好きの方には欠かせない場所

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マニエリズムの代表的な画家の一人である、ヤコポ・ティントレットが、
ライフワークとして1564年から1587年にかけて断続的に手がけた装飾で天井と壁が覆われていて、
作品を見ながら聖書が学べるような空間になっています。
画家自身の様式上の変化をたどるにも、宗教画の理解を深めるにも、ここはガイドと訪れたい場所。

入館前に隣接するサン・ロッコ教会の主祭壇の壁の油絵も是非見て欲しいです。
光と影の対象を激しく意識したこの画家の初期の作品の特徴がよく現れており、
ティントレットへの理解を深めるには欠かせません。

信徒会は会員の相互扶助を目的として当時のベネチアには数多く存在していましたが、
その中でもサン・ロッコの信徒会は、6大信徒会のひとつでした。
ここに作品を掲げることは画家としても大きな名誉であったのですが、
ティントレットがここの絵画装飾をほぼ独占しており、
当時から彼の抜け駆け的な振る舞いに関して、まことしやかな風評が語られてきました。

信仰深い画家という一面と、商売上手というもうひとつの顔。
作品だけではなく、人間的にも多くのエピソードが伝えられ、興味の尽きない画家です。

ティントレットの絵画で装飾された豪華な内装

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スクオラとは、イタリア語で学校や同業組合を意味する言葉ですが、ベネチアでは同じ守護聖人を信仰する民間の宗教団体をスクオラと呼び、それらの集会所として使われた建物がたくさん残っています。サン・ロッコ大信徒会 Scuola Grande di San Roccoもそのひとつ。

聖ロッコはペストの守護聖人であるため、ペストに苦しんできたベネチアは聖ロッコを信仰する同信会を15世紀に作り、その同信会の集会場として建てられました。建物の脇には、サン・ロッコ教会もあります。

ここでの見どころは、ベネチアを代表する画家ティントレットが、46才から69才まで実に20年以上もの歳月をかけて描き上げた、聖書をテーマとした素晴らしい天井画と油絵、全56枚で埋め尽くされた豪華な内装です。その様はティントレット美術館、といっても過言ではありません。見学には、天井画を見上げ過ぎて首が疲れないよう、備え付けの鏡を利用するといいでしょう。

1階の広間の壁、天井の絵はすべてティントレット作で、「受胎告知」、「聖母被昇天」など、聖母マリアの生涯を描いたもの。2階には、これまた全部ティントレット作の、旧約聖書をテーマにした21点の作品があります。同じく2階にある「接客の間」の天井には「聖ロッコの祝福」、正面には大きな「キリストの磔刑」があります。

内部は写真撮影禁止なので写真を掲載できないのですが、その豪華さの一部をサン・ロッコ大信徒会館公式サイトで見ることができます。

公式サイト http://www.scuolagrandesanrocco.it/en.html(英語版) 

サイトを開けると、いきなり1階の豪華な広間の写真がどーんと出てきます。また、サイトの中の「Gallery」をクリックすると作品を閲覧できます。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。